番組では、大谷選手が日本時間7日のシカゴ・ホワイトソックス戦で二塁打と三塁打を放ち、打率を2割8分8厘とした様子を紹介する。張本氏はその様子を見て、
「大谷はまだまだ本調子じゃないね。バッティングの内容が良くないでしょ。タイミングが良くない。出だしが異常に早い。やっぱり弓のように引いて、それでボールを見て、捕まえなきゃダメなんですよ」
とダメ出しをする。その上で、
「さっきも言ったんだけどね、探しながら打つのと、探して打つのでは天と地の差があるから」
と大谷選手の打撃について解説。これを聞いていた関口宏は、「よくスランプって言いますけども、スランプ状態だった?」と質問をする。
すると、張本氏は「こんなバッターにスランプなんてないですよ。もっと上手い選手にそういう事を言うんですよ。超一流の選手にスランプと言うの。まだまだ“スランプ”を使うような選手じゃありませんから。これからです」
と、大谷選手はまだまだで、スランプなどという言葉を使うのは早いという見方を示した。
この発言に一部視聴者が激怒。「メジャーで2割8分なら大したもの」「日本では3割を超えたこともあるし、昨年はメジャーで22ホームラン。“スランプ”を使える要件は満たしている」「3000本安打したからといってそんな上から目線は許せない」など、批判の声が殺到する。
一方で、「期待の現れということ」「なんだかんだ大谷には期待しているということなのでは?」「3000本安打の張本さんの実績からすればまだまだと言われても致し方ない」という声もあった。
昨年22本のホームラン、2割8分5厘の打率を残したことや、今年は指名打者専念となっていることから、マークが厳しくなっているのが現状。そんな中で昨年並みの成績を残していることは、「よくやっている」ようにも思えるが、張本氏は「まだまだ下手くそ」と感じているようだ。