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毒舌あだ名芸から10年強、2番組打ち切りの有吉、ブームは続く?

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有吉弘行

 2019年の秋改編で注目なのが有吉弘行の行方だろう。レギュラー番組のうち『レディース有吉』(フジテレビ系)、『超問クイズ!真実か?ウソか?』(日本テレビ系)の2本が打ち切りとなる。それでも『有吉反省会』(同)、『櫻井・有吉 THE夜会』(TBS系)といった人気番組は継続するも、有吉ブームへの陰りを見る声もある。

 これだけ入れ替わりが激しいテレビ業界において、有吉は10年近くに渡って暫定王者であり続けている。「ヒッチハイクの人」として忘れられた存在であった有吉が浮上するのは2007年。この年の8月に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で、品川庄司の品川祐に「おしゃべりクソ野郎」と、そのものズバリなあだ名を付け話題となる。この毒舌あだ名芸で各番組に引っ張りだことなり、リズム&暴力(和田アキ子)、油トカゲ(みのもんた)、元気の押し売り(ベッキー)といった、名作が誕生していった。ただ、この芸は「焼畑農業」とも言われただけに、徐々に毒舌を活かしたMC仕事へとシフトして行く。2011年4月スタートの『マツコ&有吉の怒り新党』(同、現・『マツコ&有吉かりそめ天国』)も、同じく毒舌タレントとしてブレークを果たしつつあったマツコ・デラックスとのコラボとして話題となった。だが、有吉の最大のウリでもあった毒舌は、最近は後退しつつあるのは確かだろう。

 「有吉が受けたのは、ズバズバとした物言いだといえるでしょう。そうしたフォーマットが受けるとわかったのか、そうした番組が多く誕生して行きます。坂上忍が、時事ニュースに本音と毒舌をまじえながらコメントを差し挟む『バイキング』(フジテレビ系)などが代表的ですし、梅沢富美男や立川志らくなども同じ系譜に位置づけられるでしょう。いわば毒舌のキャラかぶり、インフレが起こっていると言えます」(芸能関係者)

 そうして見ると、2012年から放送していた『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)に加え、芸人仲間とゲームをするだけの『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?』(テレビ東京系)といった趣味系のゆるいバラエティ番組こそ、有吉が望むものでもあるかもしれない。さながら、有吉版『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)といったところだろうか。今後の有吉は「隠居」や「方向転換」といった選択肢もありそうだ。

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