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アントニオ猪木氏が18年ぶりに国政に挑戦

 元プロレスラーでIGFプロレスリング会長のアントニオ猪木氏(70=本名・猪木寛至)が、6月5日、日本維新の会・石原慎太郎共同代表同席のもと、会見を開き、同党から7月の参院選比例代表に出馬することを表明した。

 猪木氏は89年の参院選でスポーツ平和党(当時)を結党し、同党から比例代表に出馬。99万3989票を集めて初当選し、95年まで1期務めた。同年の参院選に立候補したが、スキャンダルにより落選した。今回、猪木氏は18年ぶりの国政挑戦となる。

 参議院議員当時の90年、猪木氏は湾岸戦争時に、外務省の反対を押し切ってイラクに渡り、日本人人質の解放に尽力した実績もある。

 また、猪木氏は国交のない北朝鮮と良好な関係を築いており、再三にわたって、訪朝している。当選した場合、進展しない拉致問題の解決に向け、北朝鮮とのそのパイプを生かすことにも期待が懸かる。

 維新では、共同代表の橋下徹大阪市長による、従軍慰安婦発言などで強烈な逆風が吹いている。98年4月にプロレスラーを引退し、政界から離れてからも、抜群の知名度と人気を誇っている猪木氏の出馬で、比例票を増やしたい思惑だ。

 約1カ月前から同党と接触していたという猪木氏は、「もう1回(維新に)風を吹かすことができたらいいと思う」「猪木の『元気』の賞味期限が切れないうちに、日本のために何かできたらいい」とコメント。

 石原氏は「皆が維新から離れる中、『一緒にやろう』と言ってくれた。日本人全体にビンタを入れてやればいい」と話した。

 また、橋下氏は大阪市役所内での定例会見後、「指導役として期待している。維新の会は若い政党なので、経験に基づいた色んなアドバイスをメンバーにしてもらいたい」と語った。
(蔵元英二)

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