企画されていたのは、5月24日から6月16日に掛けて国内4都市で行われるアイスショー「Fantasy on Ice 2019」の神戸公演を鑑賞するためツアー。神戸新聞旅行社は10日朝までに公式サイト上の当企画ページで、「おすすめポイント」として、「羽生結弦、織田信成、デニス・バシリエフス、(中略)など多数出演決定!」と謳っていた。
しかし、その時点では、まだアイスショー公式サイト上で羽生選手の出演はアナウンスされておらず、ファンからは、「フライングし過ぎ」「フライングだけど大丈夫?」といった心配の声が殺到。昼頃までにツアーのページそのものが非公開になったが、18時にアイスショー公式サイトから羽生選手の出演が正式にアナウンスされた。
しかしその後、14日になってツアー申込者の元に旅行社からツアー中止の連絡が来たという。
「ツアー申込者のSNSの書き込みによると、14日午後に旅行社から電話が入ったといい、理由としては『出演者の情報を先に発表したことによるペナルティで主催側からチケットの引き渡しを拒否され、ツアー催行が不可能になった』と説明されたとのこと。しかし、チケットの一般発売は今月11日で既に完売済み。旅行社が確保していた分のチケットの行方も教えてはもらえず、申込者がアイスショーのチケットを入手する手段は、今のところ実質的になくなってしまった状態になっています」(芸能ライター)
この事態について、ツアー申込者から非難轟々となっており、フィギュアスケートファンからも「ひどすぎる。神戸新聞旅行社はツアーサイトにお詫び文と経緯書きなよ」「企業として致命的な過失だし、きちんと誠意ある対応して然るべきだと思うけどしないのか」「旅行社に対するペナルティは仕方ないけど、申込者にチケットは渡るようにしてほしい…」という声が聞かれている。
神戸新聞旅行社の公式サイト上には、「『ファンタジー・オン・アイス 2019神戸公演 鑑賞バスツアー』催行中止のお詫び」として、「神戸・ワールド記念ホールで開催予定の『ファンタジー・オン・アイス 2019神戸公演』を鑑賞するバスツアーが弊社の不手際のため催行できなくなりました。楽しみにされていたお客様には大変ご迷惑をおかけしました。深くお詫び申し上げます。今後、こうしたことのないよう社員一同、これまで以上に努力いたします。誠に申し訳ありませんでした」とつづられているものの、より詳しい経緯の説明を求めるツアー参加者からの声も多く寄せられている。
記事内の引用について
神戸新聞旅行社公式サイトより http://www.kpt.jp/