ジャガー横田・木下博勝夫妻が5日、「男と女のフォト川柳コンテスト」の表彰式に“夜の勝負服”姿で出席して、自らの性生活を赤裸々に暴露している。「またあの夫婦か…」と思いながらボケッと画面を見ていたらと、朝からエロい夫婦生活の話。この夫妻、本当は「ED疾患啓発キャンペーン」なるイベント宣伝に参加していたのだ。
EDとは勃起不全で、性交渉に難があるというデリケートな病。現在日本で1300万人がこの症状に悩んでおり、今後さらに増えそうだという。だから悩まないで専門医の治療を受けたり「バイエル薬品の特効薬で克服しましょう」というキャンペーンだ。しかも肝心のイベント趣旨が何も報道されず、ひたすら「夜のお元気夫婦生活」の話に終始する。
このところタレントの記者会見を見ると、実は企業の新商品発表会見だったり、新番組の宣伝会見だったりすることが実に多い。タレントはもはやマスコミのインタビューなどには出ない。お金になる企業キャンペーン、さらには自分が出演した映画、番組宣伝でしか人前に出ないケースが目立っている。
最近では「妊娠説」が報じられた篠原涼子(34)の3日に行われた記者会見も実は企業キャンペーンだった。これはワールドの婦人服ブランド「Reflect(リフレクト)」と森永製菓「粒選りショコラ」の共同キャンペーンの発表で、いつの間にか妊娠会見にすりかわっていた。
集まった芸能マスコミの視線は、篠原涼子のお腹一点に集中。これが芸能マスコミの仕事というならば、実にお寒い限りだ。いいオトナがマジ顔で「妊娠してますか」と聞く姿はあまりにも悲しく哀れに見えてくる。結婚すればダンナの市村正親が58歳といえども、女房が34歳の女盛りならばいつかは妊娠するだろう。 お次は「舘ひろしが130kg人食いザメ釣った」という記事を読んでいたら、何のことはないテレビ番組の宣伝記事。これはテレビ朝日系の「愛のエプロン 豪華3時間SP」の企画で、高級食材を集めるため8月下旬に沖縄・宮古島沖でゲット。
昨年11月には、ドラマ「マグロ」のロケで渡哲也が一本釣りで220kgの本マグロを釣り上げたが、これも番組宣伝の一環。
すでに芸能記事は、タレント、テレビ番組、企業の宣伝媒体に成り下がっている。これが今の芸能記事の実態だ。