第5話は、アユ(安斉かれん)からの愛の告白で自分の気持ちに気づいたマサ(三浦翔平)は、アユを呼び出し、ついに気持ちが一つに。幸せいっぱいとなるが、一方では、アユとAxelsは運命のいよいよデビュー日を迎える。大浜(高嶋政伸)の命令で膨大な予算が投入されたAxelsとアユのプロモーションは、過熱の一途をたどり――というストーリーが描かれた。
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アユのデビュー前後が描かれた今話だが、視聴者からは「懐かしい」といった声が上がったという。
「今話では、デビューと前後して大々的なプロモーションを行ったり、デビュー後、露出が多くなるに従って増えた『バカっぽい』というバッシングを逆手に取り、『オールナイトニッポン』ならぬ『オールナイトジャパン』で、『アユはバカじゃない』と題された生放送が行われたこと、1stアルバム発売と合わせ、渋谷中にアユの広告を出すという渋谷ジャックを行ったことが描かれましたが、実はこれらは、本作のモデルである浜崎あゆみが本当に行ったプロモーション。『アユはバカじゃない』というラジオについても、実際に98年12月28日に『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、『浜崎あゆみはバカじゃない』と題した放送を行っており、実際の事前CMでは秋元康氏が『浜崎あゆみさんはバカじゃないと思います』とコメントしています。この描写により、当時を思い出したドラマファンも多かったようで、『オールナイトニッポンであゆの印象が本当にガラッと変わったの思い出した』『渋谷ジャックは衝撃的だったな』と懐かしむ声が殺到していました」(ドラマライター)
一方、当初は視聴者も衝撃を受けた、あのキャストについて不満の声も上がっているという。
「今話のラストでは、田中みな実演じるマサの秘書・礼香のスピンオフ制作が発表に。マサの行動が原因で視力を失った右目を盾に暴走している礼香に、当初は視聴者からも『怖い!』『まさに怪演』といった評価を集めていたものの、回を重ねるにつれ、その露出の多さが災いしてか、拒絶する視聴者も出始めました。今話でも、マサに対抗心を燃やす流川(白濱亜嵐)とキスしたり、ウエディングドレスを着てマサに迫ったりなど過剰な暴走が増えた上、ABEMAでのスピンオフ『L 礼香の真実』の制作が発表。特報では礼香の常軌を逸した人格形成の様が描かれていますが、作品ファンからの反応は冷ややかで、『田中みな実の演技がクド過ぎて具合悪くなる』『ちょっとウケたからって出番増やし過ぎ。お腹いっぱい』という声が上がっています」(同)
ストーリーが評価された一方、苦言を集めた田中演じる礼香。異常さを狙い過ぎたことで、視聴者からは飽きられてしまったのかもしれない。