同ドラマは、歌手の浜崎あゆみが、育ての親で音楽プロデューサーのエイベックス・松浦勝人会長と交際していた過去を告白して話題となった、自伝的小説が原作。
ドラマでは、浜崎がモデルとなっている歌姫・アユ役を歌手の安斉かれんが、松浦会長がモデルのプロデューサー・マサ役を俳優の三浦翔平がW主演で務めている。
「安斉は演技経験がないこともあり棒演技だったが、逆に、それが素人同然だったころの浜崎みたいでハマっていた。三浦はもともと、演技がうまいわけではないが、それよりも、松浦会長本人と比べてビジュアル面であまりにも盛り過ぎ」(音楽業界関係者)
2人の出会いからスタートし、今後は恋模様が描かれることになる同ドラマだが、登場した時点で強烈過ぎるインパクトを残したのが、ファースト写真集が60万部のヒット作となったフリーの田中みな実アナウンサー。
田中アナが演じるのは、マサが設立したレコード会社の社員で、原作にはないマサの秘書・姫野礼香役。決して右目の眼帯を外さない謎めいた美女だが、既婚者のマサに対してストーカー並みの執着心で、愛するあまりマサがアユに肩入れするのが許せず、激しく嫉妬するとともに、姑息な手段でアユに嫌がらせをするという役どころだったが…。
「眼帯姿がまるで『あしたのジョー』の丹下段平。そのビジュアルでマサに『あたしの目になってくれるって言ったわよね』と迫るなど、往年の『大映ドラマ』並のドロドロの情念むき出しの演技。ネット上ではその怪演を絶賛する声が飛び交った」(芸能記者)
ドラマの脚本を手掛けるのは放送作家の鈴木おさむ氏。鈴木氏が手掛けた昨年夏配信のAbemaTVのドラマ「奪い愛、夏」で、田中アナは悪女役を開花させたが、第2話からは、同ドラマの主演を務めた水野美紀が登場。視聴者は2人の“怪演合戦”にクギ付けになりそうだ。