佐々木義人との火祭り出場者決定戦には敗れたが、「悔しいに決まってんだろ。でも、オレはここからスタート。今まではスタートさえ切れない状態だった。きょうは試合して、声援を受けてめっちゃ気持ちええっちゅうの」と久々となるングの感触の感想を語った。
これまで右肩には常にテーピングを施していた田中だったが、復帰戦ではテーピングを外し、見事にビルドアップされた肉体で臨んだ。「見た目のインパクトも残したかった。パワーボムとか、クローズラインとか思いっ切り打てた」と、以前にも増して鍛え上げた肉体で、田中はひとつひとつの技の感触を確かめるように放っていった。
復帰戦に敗れ、火祭り出場権の獲得は逃したが、「前年の優勝者のいない火祭りなんて盛り上がらんやろ!?オレはミスター火祭り。必ず出てみせる」。田中は完全復活への手応えを得て、火祭り出場を力強く宣言した。