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ミニコミフリマが盛況、交流も人気

 7月最初の日曜となった3日、東京都杉並区のカフェレストラン「みじんこ洞」(高円寺南4)で、ミニコミ誌の即売会であるミニコミフリマが開催された。屋内、屋外を問わず、ミニコミ誌らを集めた即売会は多いが、カフェレストランを会場とするケースは珍しい。

 ミニコミ誌とは、主に小規模の自主流通出版物をいう。内容はサブカル、アート、まんがなど多岐に渡る。なかには、市井の生活者が街や人との触れ合いのなかで発見したことを表現するなど、一般の書店には並びにくい雑誌も人気を集めている。

 「みじんこ洞」は、JR高円寺駅南口にある。「みじんこ洞」でのミニコミフリマは、ミニコミ誌が好きな店員の発案で2009年から始まった。今回で17回目となり、現在は、原則毎月、第1日曜日に開催されている。

 ミニコミフリマに集まったミニコミ誌は、ハガキ大の一枚紙を使った新聞形式の情報誌や、イラストを手書き文で紹介する4つ折りのコピー冊子や、ざら紙を使った100円のホチキス本など。同店では、DTPと呼ばれる電子上の組版技術らを駆使して製作したミニコミ誌や同人誌と並び、パソコンらを使わなくても手軽に作ることができる冊子も人気とか。

 また、当日は、来場者全員で1冊のフリーペーパー(=無料配布冊子)を完成させる企画が行われた。これは、各自がその場で自由に1ページを制作し、それらページを集めて製本するというもの。ひと言ずつ書いて次の人へ渡すリレー形式のページも回覧され、来場者が前の人の記述を読みながら次の人へ渡すコメントを記載するなど、にぎわいを見せた。(竹内みちまろ)

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