−−今回、新たなレーベルで再始動ということで、今までと変えていきたいところ、そして変えたくないところを教えて下さい。
すべてを新しく変えていきたいと思っていますが、宇浦冴香の時代があって、今があるので、過去を包括してさらに大きなステージにいきたいとは考えています。
−−影響を受けたミュージシャンは?
小さい頃から両親がカーペンターズを聞いていたり、日常的に音楽がありました。中学の時にニルヴァーナを聞いて、衝撃を受けました。ただ、普段の生活している中で溢れている音楽ひとつひとつが、少なからず自分に影響を与えていると思います。
−−作詞作曲をする時に、大切にしていることは?
曲を作る時は無心でいることを心がけています。最初は鼻歌で作るのですが、その時はあまり考えずに溢れ、流れてくるメロディを大切にしています。
−−鼻歌だと場所は問わないですね。
基本は家で「曲を作ろう」と作るのが多いです。ただ、たまに外で考えてて、思いつた時は困っちゃいますよね(笑)。そんな時は、携帯電話の録音機能を使って吹き込んだりします。
−−作詞については、どうですか?
本を読むのが好きです。自分一人では経験できない世界を小説で覗いてみたりします。現代の恋愛小説も読みますし、司馬遼太郎さんの歴史小説も読みます。司馬さんの小説では、“昔の日本人の考えはこうなんだ”とここからインスピレーションを受けます。今は「国盗り物語」を読んでいます。主人公の斎藤道三は名前が変わるたびに地位があがっていきますが、私もCherieに名前を変えたのでどんどん昇っていきたいですね(笑)。
−−曲作りに息詰まった時は?
気分転換に美術館に行きますね。最近では岡本太郎展に行きましたが、有無を言わさず見る人を圧倒させる力強い作品に感動しました。岡本太郎さんは力強い言葉も残されている方なので、心をえぐるような言葉に燃えました。
−−新曲は「恋のフシギ」というタイトルですね。恋愛観について教えて下さい。
恋愛は本当に猪突猛進ですよ。あと、なよなよした男性よりも力強い男性の方が好きですね。力強い男性に猪突猛進、“力VS力”みたいな感じですかね(笑)。
−−恋に“フシギ”を感じることは?
恋をしていると、一喜一憂するのもフシギですよね。私も恋をしたらすごく前向きな気持ちになれたり、仕事も頑張ろうっていう気持になります。エネルギーの原動力になると思います。実際に周りの女性も恋をしている時はキレイに輝いて見えますしね。フシギなことだらけだと思います。
−−昨年は一人旅をされたそうですね。
移籍先が決まるまでの1年間、悩んで考え込んで不安な時期がありました。でも、これでは世界は開けないと思ってNYへ一人旅へ出かけました。NYで様々なミュージシャンと交流することは大きな経験になりましたね。ブロードウェイを見て夜の11時くらいに、本場のジャズを聞きたいと思いメトロに乗ってヴィレッジ・ヴァンガードに行ったのですが、そこでのミュージシャンとお客さんとの一体感は素晴らしかった。自分が日本にいてウジウジ悩んでいたことなんて、小さなことだと思えました。とりあえず、ひたむきに挑むことが大切なんだと。この想いから、今回の「恋のフシギ」で、「合図の前に飛びだすんだ」という詞が書けたと思います。
−−Cherieさんにとって音楽とは?
やっぱり“心の臓”ですね。私には“心の臓”が二つあります。(胸をおさえながら)こっちが止まっても死んでしまうし、音楽の“心の臓”が止まっても死んでしまうんです。
−−これからの夢を教えて下さい。
常に目標や夢は持っています。1番はやっぱり大きな会場でのライブ。たくさんの人たちと音楽を共有できる空間を早く持ちたいです。今も東京で月1〜2回は必ずライブをやってますので、そこからどんどん夢を大きくしていきたいです!
生年月日 1989/04/01 AM05:00
血液型 O
身長 171
Cherie 1st SINGLE「恋のフシギ」
2011年5月25日リリース
Cherie 2nd SINGLE「TRIP」
2011年7月27日リリース予定
LIVE
2011年7月12日 MIDSUMMER GIG 3出演@Shibuya duo MUSIC EXCHANGE
オフィシャルサイト
http://www.spacecraft.co.jp/cherie/