その同温泉郷に属する粟津温泉の旅館(同県小松市)の女性従業員が、売春行為に関与していたというのだから、ことは穏やかではない。事件が起きたのは昨年5月13日頃で、粟津温泉の旅館に勤めていた女性従業員・小田秀子容疑者(62)が、男性宿泊客の求めに応じ、同僚の40代の女性従業員に売春をさせたというもの。同容疑者は50〜60代の男性宿泊客から、「この旅館では女性は抱けないのか?」などと売春相手の紹介を依頼され、同僚を客室に送り届けた容疑がかかっている。
石川県警生活環境課は1月28日、同容疑者を売春防止法違反(周旋)の疑いで逮捕したが、容疑を否認しているという。県警では同容疑者が仲介料を得ていたかどうかや余罪を追及。売春が旅館ぐるみで行われていた可能性も視野に入れて捜査を進めている。
この事件、プロの売春婦を紹介したことでさえ許されないことなのに、同僚の旅館従業員に売春させたというのだから、少々たちが悪い。事件自体はレディー・カガ結成以前のことだが、同じ女性がこのような売春行為に手を染めていたとなると、レディー・カガや同温泉郷のイメージダウンにもつながりかねない。
せっかく、レディー・カガが、そのPRに躍起になっているときだけに、その努力に水を差すような事件である。
(蔵元英二)