と思ったら、今年2月ぺ氏側が、ぺ氏の家や行きつけのカフェ・美容室・ジムなどをツアーに組み込んだ日本人客向けの旅行代理店を相手に、主にネット広告による肖像権の侵害で訴えた損害賠償請求裁判において、この9月はじめ、一部勝訴したばかりだった。
当然プライバシーの侵害も訴えに含まれたが、悪徳ツアーが多かったことに事務所が業を煮やした、というのも表向きの理由。
「今も冬ソナツアーはご婦人のグループに人気ですよ。ぺ人気もありますが、冬ソナファンが多いですね。冬ソナファンが、ロケ地を訪れたことをきっかけに、韓国全土を旅行したい、と思ってリピーターになるパターンが非常に多いです。たいてい、だんな様は興味がないのですが(笑)」(某旅行代理店主催者)
いっぽう新大久保駅周辺に点在する韓流ショップでは、若い女性層へと客層が変わりつつあるという。
「俳優のグッズは隅に追いやられている、といったところですね。今は、東方神起や少女時代も所属するSMエンタテインメントのSuper Junior(スーパージュニア)がダントツの人気です。13人グループですが、10人で活動していることが多いんですよ」
などと饒舌。そう言っているそばから、少女時代の何かが売れた。そのお客の韓流ギャルたちに聞いてみよう。
「あの、すいません。ヨン様好きですか」
「…」
確か同じギャルでも若槻千夏は、ヨン様の大ファンだが、それとは違うのだろうか。
場所を移動して、別のショップの女性店員に同じことを聞いてみた。
「彼は韓国でほとんど仕事をしていないのではないでしょうか。だから若い子には人気がありません」
…まあ、聞き方もあまりに唐突で悪かったが、しかしあのヨン様ブームは、もう2003年ぐらいのことであるのだから、多少本国での人気に陰りが見えても無理はないはずだ。どうなのだろうか…。
冬ソナの世界、それは、ユジン(チェ・ジウ)がチュンサン(ヨン様)を想い、夢中になってカメラのシャッターを切るシーンなどをきっかけに、最初はありえない演出が多いなと思っても、心打つ真っ直ぐな世界にずるずると引き込まれていく…のが特徴といえようか。
「そう。彼は“韓流ドラマの象徴”。永遠のアイドルです」(お客のご婦人)
それはまさに、日韓共通だろう。
コアなソースによると、ヨン様は、繁く来日しているため新宿の思い出横丁(新宿西口商店街。)にゲリラ出没したこともあるらしいが…。大の日本びいきは、今後も変わらないのだろう。
“韓流大使”ぺ氏の話題は、これからも尽きそうにない。