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西田隆維の映画今昔物語 第20幕「コーラスライン」

 今日のテーマ(道のり)

 リチャード・アッテンボロー監督の1985年ミュージカル映画です。ブロードウェイの演習家ザックは新しいショーの為オーデションを開催します。オープニングから男女数十人となるダンスは圧巻。劇場内のフィールドの中でリズムに合わせ自らのパフォーマンスを最大限に披露する姿は、もちろん普段の日常では見られない動き、頭から指先、足先まで神経を集中させ、そして、鞭のようなしなやかさ、リラックスしたメリハリのある動きは日々の積み重ねにより自らの動きが芸術作品となっています。それがダンスオーデション。

 わずかなズレも見逃さないザックに対し、一踊り事にふるい落とされる現実の中でのダンスは緊張しながらも自らのパフォーマンスを最大限に披露しなければなりません。そして、大勢の中から16名を選出します。そして、ダンスの次は質疑応答、自身の自己アピールの場となります。皆、ダンスが得意でも話すのが苦手な人もいれば冗談を交えながらもペラペラ話す人もいます。16人がザックに人生最高な時と、最悪な時のエピソードをはなします。
 そんなオーデション途中でザックの元恋人キャシーが突然現れ自らもオーディションを受けさせて欲しいと志願します。キャシーは昔ブロードウェイで名声を得た女優です。ダンサーとして再起をかけてここまでやってきました。当初は困惑を露骨にあらわしていましたが、彼女の再起にかける熱意で希望通りオーデションを受けられる事になります。

 一つの事に情熱を燃やし人生をかける中で、失敗という言葉は私自身嫌いです。何故かというと、例えその時は上手くいかなかったとしても、なぜ上手く行かなかったかを考えまた挑戦する気持ちがあれば、前に進んだ事になるでしょう。また、断念しても、新たな生きがいを見出し、上手く行かなかった経験が役たつ時が来ると思います。失敗といわれる事は次の成功に繋がる一つの道のりになりますね。

監督:リチャード・アッテンボロー

脚本:アーノルド・シュルマン

出演者:マイケル・ダグラス

<プロフィール>
 西田隆維【にしだ たかゆき】1977年4月26日生 180センチ 60.5キロ
 陸上超距離選手として駒澤大→エスビー食品→JALグランドサービスで活躍。駒大時代は4年連続「箱根駅伝」に出場、4年時の00年には9区で区間新を樹立。駒大初優勝に大きく貢献する。01年、別府大分毎日マラソンで優勝、同年開催された『エドモントン世界陸上』日本代表に選出される(結果は9位)。
 09年2月、現役を引退、俳優に転向する。10年5月、舞台『夢二』(もじろう役)でデビュー。ランニングチーム『Air Run Tokyo』のコーチも務めている。

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