事件の立案者とされる大物地面師U受刑者(別件で網走刑務所に服役中)の逮捕が秒読みとなる中、元仮面ライダー俳優・山本裕典(30)の芸能界復帰が暗礁に乗り上げているという。ついに芸能界にも飛び火した形だ。
「山本は、去年の3月に所属事務所からマネジメント業務委託契約違反で解雇された。当初は様々な憶測が飛び交いましたが、実はその裏にUとの付き合いがあったんです」(芸能記者)
山本は'05年に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを獲得。『仮面ライダーカブト』で注目され、若手イケメン俳優として活躍の場を広げていたが、“共演者喰い”の噂が絶えず、女性タレントを抱える芸能プロからは共演NGが出されていた。
「契約解除されたときも、大物女性タレントとの不倫疑惑が囁かれた。同時に、Uと六本木の高級キャバクラを飲み歩いていたことが知れ渡り、Uの逮捕歴などを把握していた事務所が『付き合うな』と再三、注意したんですが、聞く耳持たず。それどころかUに資金を出してもらって六本木にバーを出したという疑惑が浮上したので、解雇されたんです」(六本木事情に詳しい芸能プロマネジャー)
もともとU受刑者は六本木の黒服で、その頃に知り合いの地上げを手伝ったことで、地面師の仕事を覚えたとされる。
「六本木では、山本なんかよりUのほうが有名人。Uは詐欺で稼いだ金で、地面師仲間や行きつけの高級クラブのホステスを集め、『南青山倶楽部』というゴルフコンペを3カ月に1度主催するなど、派手に遊んでいましたからね。ホステスを喜ばせるために、イケメン俳優の山本をアクセサリーのように使っていた」(同)
山本は、事務所を解雇された後、U受刑者の出資疑惑が持たれているバーを中心に、飲食店経営の実業家に転身したが、自身のインスタグラムのフォロワー数がいまだに多いことから、芸能界復帰に意欲を示していたようだ。
「本人は『5社ほどの事務所からオファーがある』と豪語していましたが、今回の地面師事件で完全に芸能界復帰の可能性はなくなりました」(前出・芸能記者)
U受刑者が前科者だと知った上で、巨額の詐欺マネーにタカったツケが、今になって回ってきた格好だ。
仮面ライダーで爆死するのは悪者と決まっているが、今回ばかりは悪役と共に“爆死心中”となってしまった。