それは8月19日放送のテレフォンショッキングのコーナーにて、7年ぶりにゲストとして出演したタレントの小倉優子が、お友達としてTUBEのボーカル、前田亘輝を紹介した時の事。「優しくって、面白くって、良い方ですよね〜」と紹介した後、スタッフに電話を手渡され慎重に番号を確認しながらかけたのだが…いつもより長い呼び出し音。やがて受話器が取られて男性の声がするのだが、「こんにちは前田さん、小倉優子です」と彼女が名乗ると、電話口で男性が「はいっ!?」と驚いた声を上げた。明らかにTUBE前田とは違う声に、慌ててゆうこりんが電話番号を確認。そしてはっと口を押さえて、「ごめんなさい、間違えました!」と電話の向こうの相手に謝った。
これには司会のタモリもびっくり。
「もしもーし? あれ!?…切れちゃったね」
フォローのために電話越しの相手にタモリが呼びかけるが、電話は既に切れた後。ゆうこりんは「ごめんなさい…私(電話番号の)9と7間違えちゃった…」と困惑した様子で語った。衝撃の展開に客席はざわつき、ゆうこりんも本番中の重大ミスに「ごめんなさい、どうしよう…」と今にも泣きそう。そして番組は、そのままCMへ入ってしまった。
すっかりお昼の顔となった「いいとも」の開始当初からあるこのコーナー。長い間放送しているのだから、当然このようなハプニングも多い。間違い電話は案外多いようで、最近の例では2006年10月の収録で、ナインティナインの岡村が相方の矢部を紹介した時、テレフォンを担当する平井理央アナが2回も一般企業に電話をかけてしまった事があった。また、過去にはうっかり一般家庭に電話をかけ間違えてしまい、それから数回一般人が登場する事になったケースも。
最近はゲストが自分で相手にかけることの多いこのテレフォン。以前は電話した際に事務所のスタッフやマネージャーが出ることが多かったため、アナウンサーが連絡を担当していた。今は携帯電話に連絡できるため、本人がかけるようになったのかも知れないが、やはり安全のためにもテレフォンアナウンサーが担当した方が良いのではないだろうか?
さて、問題の電話は、ちゃんとCM中に本来の連絡先であるTUBE前田に繋がったようで、CMを挟んでの本番開始直後、ゆうこりんが不安げに「前田さんですよね…?」と話しかけると、前田は「いいですよね、番号間違えてくれるんですもんね〜」と陽気に答えた。そして「さすがゆうこりん」と、彼女の天然キャラを絶賛しながらフォローしていた。
この日のテレフォンショッキングは、ゆうこりんが改めて長年演じてきた「こりん星キャラ」との決別を宣言するなど、色々な意味で見どころが多かった。この日は「千葉県出身です」ときっぱり宣言したが、「でも『こりん星』があるから今、私はこうしてお仕事があるので…」とし、『こりん星』には「感謝してます、本当に」と述べていた。