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奈良の都市伝説「せんとくんバッシングを止めた“鶴の一声”」

 かつて「せんとくん」がテレビで紹介された時、奈良県民だけではなく、全国のお茶の間の皆様方までがぶっ飛んだ。

 「なんだ!? この奇妙なデザインのキャラクターは!?」

 頭から鹿の角の生えた童子キャラクター。さらには、腰に手を当て、奇妙なポーズを取っている。それがせんとくんだ。「平城京遷都1300年祭」のために用意されたこのキャラについての世間の反応は、最初は単純に「キモい」という感想のみだったと、筆者は記憶している。

 多くの識者はこぞって叩こうとした。仏教界からは「仏様を侮辱している! ふざけているのか!?」との声も挙がり、「なーむくん」というキャラが登場した。「クリエイターズ会議・大和(現:まんとくんネット)」からは「まんとくん」というキャラが登場し、またまたお茶の間を震撼させた。さらにはせんとくんのデザイナーである籔内佐斗司(やぶうち・さとし)さんに500万円もの大金を払ってのデザイン発注であったこと(一般公募はされなかった)なども相まって、批判に次ぐ批判がせんとくん周辺に殺到した。テレビでは、せんとくん、なーむくん、まんとくんの三つ巴が報道され、「すわ平城キャラ大戦勃発か!?」と騒がれていた。

 さて、それが、ぷいと止んでしまったことに皆さんお気づきであろうか? これには、あくまで都市伝説レベルなのであるが、とんでもない噂がある。

 三つ巴のキャラ抗争がいざ始まらんとした最中、奈良県に三つのキャラが集結するイベントがあったのだ。それは勿論、平城京に関するイベントである。そこで、せんとくん、なーむくん、まんとくんの三着ぐるみは張り切っていた。何故か?

 特別ゲストとして、天皇陛下がいらっしゃっていたというのだ。天皇陛下の前に並び立つ三着ぐるみ、それを激写するマスコミ。そして、三つのキャラを見比べ、天皇陛下はこう仰った。

「せんとくんが一番良いですねぇ」

 その後、戦争は終結。テレビでも叩かれることはなくなり、せんとくん批判は集結した。

 そんな噂が、奈良県の一部で囁かれている。もし、これが本当ならば、まさに鶴の一声だ。

(天驚院勝彦 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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