番組では、『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)で村田さんと共演していた元U-turn土田晃之、元底抜けAIR-LINEの古坂大魔王、元海砂利水魚のくりぃむしちゅ〜(有田哲平・上田晋也)がVTR出演。ナレーションは元アリtoキリギリスの石井正則が担当する“ボキャブラ尽くし”となった。皆、村田さんのツッコミセンスを絶賛し、スタジオではネプチューンの名倉潤が「村田さんのお笑い熱が強すぎて逃げていた部分もある」と当時を振り返った。
「フォークダンスDE成子坂は、高校卒業後に本格的に活動を開始。伝説の勝ち抜きネタ番組『GAHAHAキング 爆笑王決定戦』(テレビ朝日系)で、二代目チャンピオンになりました。初代優勝者は爆笑問題で、太田光は『あいつらは天才すぎた。それゆえに売れなかった』と、その能力を高く評しています」(放送作家) 将来を期待されたコンビであるが、1999年12月末をもって解散してしまう。
「フォークダンスDE成子坂は、とにかくネタのセンスに定評があるコンビでした。しかし、当時のテレビのバラエティ番組において若手芸人に期待される役割といえば、『進め! 電波少年』(日本テレビ系)に代表されるように体を張った企画が大半でした。さらには、ひな壇の中でトークを回していくスタイルも登場しつつありました。どちらにも成子坂はなじめなかったようですね。少しあとには『エンタの神様』(日本テレビ系)、『笑いの金メダル』(テレビ朝日系)など再びネタ番組ブームが来ますので、少しタイミングがずれてしまったともいえるでしょう」(前出・同)
番組では、村田さんの死を発見した後輩芸人のコトブキツカサも登場。この芸名は、「寿司」を別読みした村田さんのネタであったという。芸人たちの間で村田さんの姿は生き続けているのかもしれない。