サービス内容は男性用ソープランドと同じ。個室にベッド、風呂があり、“ソープ・ボーイ”が女性に「癒やしのサービス」をするというもの。
「料金は90分、3万円(延長30分、1万円)という価格設定でした。オープン直後から全国の女性から問い合わせが殺到し、実際、全国の女性がご来店下さいました。30代が一番多く、20代から50代と幅広い年齢層です。東京や大阪からも毎月のように訪れる女性もいたんですが…」(同店関係者)
オープン当初は大繁盛だったのに、なぜ閉店なのか。地元や近隣の女性に敬遠されたようだ。
「そりゃ、女だってソープに行ってイケメンのホストにサービスしてもらいたいですよ。でもね、お店が中洲の風俗街のど真ん中にあるため、地元の女性は人目を気にして行かないわけよ。お店が郊外にあったら、私も行ったかも知れないけどね。やっぱり、恥ずかしいわよ」(中洲のスナックのママ)
結局、店側としても「県外からのお客様が主体という傾向が明らかで、地元の女性のリピーターが定着しなかったために、見切りをつけたようです」(風俗ライター)。
また、1人で多数の女性を相手にする“ソープ・ボーイ”の体力にも限界があったようだ。
前出の風俗ライターの話。
「男は射精したらスッキリという感じですが、女性は精神面での癒やしや心の交流を強く要求するようで、フィーリングが合えば毎回同じホストを指名するようになってしまったそうです。なので人気ホストには仕事が集中してしまう。しかし、ホストは体力的に限界がありますから、せいぜい1日3人の女性を相手にするのがいいところでしょう。バイアグラを飲みながら頑張っても、体がボロボロになってしまってはねぇ。それこそ、20代から50代の女性を相手にしなければならないわけで、そりゃ、“生き地獄”ですよ」
このため、同店では人気ホストはホームページに写真を公開せず、店頭写真のみにするなど工夫をこらしたという。しかし、男には「射精」という生理現象がつきまとうために、体力的な限界がネックになったという。
なお、同店は11月以降、同じ場所で、今度は男性向けのマットヘルス店「人妻倶楽部Lady Lady」として再出発するという。
「ソープ嬢から自腹で“舌技”などのテクニックを学んだ“ソープ・ボーイ”は、今後、ホストクラブなどに転職するそうです」(前出・風俗ライター)