先週発売の「週刊文春」(文藝春秋)で薬物検査で陽性反応が出たことが原因で前所属事務所を解雇されたことを暴かれた女優の沢尻エリカだが、同誌の今週号では離婚騒動で渦中の夫でハイパーメディアクリエイターの高城剛氏がその事実を裏付ける証言をしている。さらに高城氏は、沢尻がその件を引き合いに、大手レコード会社・エイベックスの松浦勝人社長からエイベックス入りを要求され了承したことも暴露。同社は同誌に対し「事実無根」としているが、一部上場企業の同社だけに、このスキャンダルはかなりのダメージになるかと思われた。
ところが、同社の株価は5月10日の終値が今年最安値の870円だったが、直後から株価が急上昇。同誌の先週号が発売された24日の終値は1039円で、今週号が発売された31日には1165円まで上昇した。
「この株価の値動きには“見えない力”が働いているようで、来月の同社株主総会では大きな動きがありそうだ」(芸能プロ関係者)
なにはともあれ、直接、沢尻の口から“反論”を聞きたいものだ。
(広がる生活保護不正受給疑惑の余波)
お笑いコンビ・次長課長の河本準一の母親の生活保護不正受給疑惑を受け、今週は、河本と同じ吉本興業に所属するお笑いコンビ・キングコングの梶原雄太の母親も生活保護を受給していたことが発覚し、会見を開いて弁明。さらに、「週刊文春」(文藝春秋)では人気アイドルグループ・AKB48のメンバーにも身内が生活保護を受給していないか聞き取り調査がなされ、匿名ながら身内が受給しているように書かれ、ネットで話題となった秋元才加が自身のブログで否定した。
04年3月、前年11月から社会保険庁(当時)の国民年金保険料の収納率アップを狙った広報のイメージキャラクターとして起用されていた女優の江角マキ子が、17年間保険料を未納していたことを週刊誌で報じられ、出演していた2社のCMを降板。これをきっかけに、多数の政治家や芸能人の年金未納が発覚したが、今回はこの時と同じような構図だけに、今後、高額所得者の身内の生活保護受給が厳しく追及されそうだ。