ここで新たな展開は有るのだろうか? 既存の自販機にはスロット機能等を付属して「アタリが出ればもう一本」といった仕様を備えているものもあるが…。
画面に目をやると「携帯電話をかざしてください」の文字が。一体何が待っているのだろう?
携帯をかざすと公式ブログとキャンペーンサイトへのリンクが表示された。 (※ただし、このサービスはiPhone等の一部の携帯電話では利用できないので注意。)
さて、筆者が早速商品を取り出して居ると、携帯をいじっていたカメラマンのT君が早くもブログから新発見。この取り出し口一つにしても一工夫がされているのだ。
マスターJくんの商品取り出し口の位置は、一般の自販機と比べると弱冠高めにデザインされている。これは、女性のお客さんがしゃがんで商品を取り出そうとする時に、スカートの端が地面に着かないように高さを計算して設定してあるのだという。
更に驚いたのは公式ホームページにある、「デジタルサイネージにより、気温や時間帯にあわせたコンテンツを配信します。更に、お客さまの年代や性別に応じて、各商品をお勧めします」というフレーズだ。
年代や性別に応じて、お勧め商品をセレクトするなんて事が本当に可能なのだろうか?
この技術について、メーカー広報部に取材を敢行!
何と、本体の上部と下部にセンサーがあり、顔認識システムを応用した形で性別や年代までも認識する事が出来るのだという。
取り扱い商品の中から、それぞれのお客さんに合わせたお勧め商品をセレクトするに留まらず、マーケットリサーチも兼ねた重要な機能の一つという事である。
まさに日本最先端のハイテク自販機! 「次世代型自販機」の名に恥じぬマスターJくんのスペックの数々には驚くばかりだ。
現在のマスターJくんの機能はまだまだ開発の途中だという。そして、設置エリアの展開もこれからである。
今後、全国各地の主要エリアにマスターJくんが設置されてゆき、出勤時や仕事帰りに最寄駅において、マスターJくんが居てくれる風景が日常となっていけば、慌ただしいビジネスライフにも心のゆとりが生まれていくかもしれないと感じました。
(終)