報道をまとめると同地裁は、同日午前にV.I氏を出頭させ、逮捕状の必要性を審査。証拠隠滅の恐れは認められないなどとして棄却を決定。出頭の際、V.I氏はスーツ姿に黒いネクタイを締めて現れ、報道陣の問いかけには答えなかったという。
これまでの報道によると、V.I氏は2015年に投資会社の共同設立者とともに、訪韓した日本人事業家らに対し性的な接待を行い、自身も買春した疑いが持たれていた。疑惑を受けて3月に芸能界引退を表明したが、容疑は否定している。
「V.Iの事件には150人もの捜査員が投入された。18回に及ぶ取り調べの末、性接待、経営していたクラブからの5億ウォン(約5000万円)の横領、クラブでの食品衛生法違反、さらには自身の性売買の嫌疑が書き加えられた逮捕状が請求され、いよいよ大詰めを迎えたと思われていた。ところが、逮捕状請求が棄却されたことで、捜査に不十分な点があったことが指摘された」(韓国の芸能界に詳しいジャーナリスト)
一連の報道の中、一部韓国メディアが女優の観月ありさの夫で、実業家の青山光司氏がV.I氏から性接待を受けていたと報道。今後、青山氏にその余波が及びそうだというのだ。
「そのうち、韓国側から出頭要請がありそう。そうなった段階では、かなり捜査が進展していると思われるので、青山氏のビジネスや夫婦関係に悪影響を与えることになりそうだ」(同)
親交があるとされる青山氏との関係について、V.I氏がどこまで供述したか注目される。