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痛っ! エジプト出身・大砂嵐 優勝争いから一転、負け越し危機に…

 大相撲史上初のアフリカ大陸出身力士として注目を集めている大砂嵐(22=大嶽)が、優勝争いから一転、負け越しの危機に直面した。

 幕内2場所目となった先の初場所(1月=両国)で、9勝6敗と初めて勝ち越して、春場所(3月9日〜23日=大阪・ボディメーカーコロシアム)は自己最高位の東前頭11枚目まで番付が上がった。

 大砂嵐は初日から7連勝して、白鵬、日馬富士の両横綱とともに、トップを並走し、優勝争いに加わっていた。

 ところが、好事魔多し。8日目の遠藤戦で初黒星を喫した一番で、右太ももの付け根を負傷。医師から、「筋が2本切れている。やめた方がいい」と言われながら、強行出場した9日目の豪風戦では敗れた上、負傷箇所が悪化し、10日目から無念の休場となった。

 18日朝、師匠の大嶽親方(元十両・大竜)は「今日と明日は、とりあえず休ませる。痛みが治まってくれば、本人は取りたいという気持ちがある」と話し、大砂嵐は12日目以降の再出場に意欲を見せているという。

 ただ、大嶽親方は「まだまだ、相撲人生を考えたら長いから。しっかり治してほしい」と親心を見せ、無理はさせたくない意向。

 再出場して1勝でも挙げれば、勝ち越しとなり、来場所番付が上がるだけに、大砂嵐が再出場を志願する気持ちは分かる。だが、痛みを我慢して強行出場しても、勝てる保障はなく、かえってケガを悪化させる要因にもなる。

 大事を取って、千秋楽まで休場すれば、負け越しとなってしまうだけに、大砂嵐としては、その判断に悩むところだ。
(落合一郎)

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