一方で、一部のファンの間では署名活動が提案されており、山口の復帰の可能性も残されている。これはお笑いコンビの極楽とんぼ方式といえるかもしれない。
「極楽とんぼは山本圭壱が2006年に、10代少女に対する飲酒と性的暴行におよんだとして書類送検され、所属の吉本興業から契約の解除を言い渡されています。相方の加藤浩次はレギュラーを務める『スッキリ!』(日本テレビ系)で涙ながらに謝罪。ラジオ番組『極楽とんぼの吠え魂』(TBSラジオ系)は打ち切りとなりました。しかし、加藤は極楽とんぼの解散は明言せず、山本の席は用意していました。山本は2015年にフリーランスで芸人活動を再開、翌年には『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)に10年ぶりに出演。その後、コンビ活動の復活と吉本興業への復帰が発表されました」(芸能ライター)
あくまでも事務所の契約とコンビは別という考え方であろう。今回の山口の場合も、事務所の契約解除にともないTOKIOは脱退となるが、グループは解散を明言していないため、復帰の可能性がゼロとはいえないのだ。
「TOKIOは現在は、メンバーがそれぞれに、俳優業のほかバラエティ、情報番組の司会と活躍していますから、常にグループで活動しているわけではありません。メインの音楽活動が無期限休止状態となることから、タイミングを見てコンサートで復帰の可能性はありそうですね。ファン向けのものなので、スポンサーとの兼ね合いが必要なテレビ番組復帰よりは調整は難しくはないでしょう」(前出・同)
ただ、山本も何度も復帰が取りざたされながらも、復活まで10年を要した。山口も事件の内容が内容だけに早期復帰がかなわないのは確かだろう。