欧米には駅弁がない。食堂車や駅構内の軽食店はあっても、一食分がつまった弁当を車両に揺られながら味わうことを知らない。駅弁は日本が世界に誇れる食文化なのだ。
そんな日本全国4000種の駅弁を、日本中の駅弁を知り尽くした“駅弁の女王”小林しのぶと、ローカル路線までも熟知した“女鉄ちゃん”矢野直美が50種に厳選。駅弁の中身からどの景色を見ながら食べれば美味しいかまで、アツく語り合う。
編集部おススメの一品は鳥取駅で販売している「とっとりの居酒屋(1350円)」。いか寿司、あごちくわ、長芋の天ぷらなど全部で14品の鳥取の海と山の幸が並び、酒飲みにはたまらない弁当なのだ。最後まで読めば旅に出たくなること間違いなし。(税別1100円)