持ち時間が1分と2分のB-YOSEでは、39組のお笑い芸人が登場し、「コウヘイシャムロック」はパネルを使ってことわざ芸を披露した。会場の反応を即興で芸に取り入れた「ねりまだいこん」には大きな拍手が送られた。
上位ステージのA-YOSEには、ゲストの「ラブレターズ」を含め13組が登場。「プラスワン」が体面を気にする教育者のこっけいな姿で笑いを誘った。「シロハタ」「先輩×後輩」ら安定した上位陣の中で、今月は「とりゅふ」が優勝し、「韓国料理TEJITOKYO西新宿店・豪華お食事券」をゲットした。
同ライブでは、毎回順位が決定され、B-YOSEの上位3組が、A-YOSEに昇格する。そのB-YOSEの今月の優勝は、元気なギャクマシーン漫才コンビ「達磨屋サンデーマンデー」
インタビューを試みた。
楽屋に入ると、浅岡卓也(29)は丸顔をほころばせ、小高健(たけし・31)は茶髪をなびかせながら迎えてくれた。コンビは8年目。お笑いの世界に入ったきっかけは、それぞれ、「中学生の時に、吹っ切れたら面白かったからです。前に出たら、みんな笑って、気持ちいいなって思いました」(浅岡)、「面白いことやりたいと思っていた時に、高校の時の友だちに誘われました」(小高)。2人は、B-YOSEに5か月間くすぶっていたというが、どちらも、感じのいい好青年だ。
しかし、インタビューが続くと2人の間に不穏な空気が。
小高の口から「実は今、コンビのピンチです」なる言葉が出た。アドリブを入れて空気感を大切にしたい小高と、ネタ合わせを綿密に行いたい浅岡の意見がかみ合わないという。小高が「決めてかかるのはおもしろくない」と言えば、浅岡は「今日も、ネタ合わせしたから、結果が出た」と反論。
ただ、仲は悪そうに見えない。実際、「仲はいいです。先日も、沖縄土産でハブ酒を買ってきてあげました」と小高が言えば、「俺から言わせれば、なに、旅行に行ってんだ!」と浅岡がつっこみを入れる。2人の息はぴったり。小高によると、コンビのピンチは、「3年に一度くらいあります」とのこと。
長く続けていれば、かみ合わない時期も出てくるというお笑いコンビ。A-YOSE昇格を期に、今回のピンチも乗り越えて、『オスカープロお笑いライブ』をさらなる笑いで包んでほしい。(竹内みちまろ)
【今月のトップ3】
B-YOSE
第1位:達磨屋サンデーマンデー
第2位:ねりまだいこん
第3位:みっちー
A-YOSE
第1位:とりゅふ
第2位:シロハタ
第3位:先輩×後輩
【次回のオスカープロお笑いライブ】
日時:2011年11月18日(金)
場所:関交協ハーモニックホール
住所:東京都新宿区西新宿7-21-20関交協ビル
開場:18:00から
開演:B-YOSE・18:15から、A-YOSE・19:30から
チケット:前売り1300円、当日1500円(A-YOSE・B-YOSE通し)