search
とじる
トップ > トレンド > 書評「ワーキングプア死亡宣告」巨椋修他著、晋遊社ブラック新書

書評「ワーキングプア死亡宣告」巨椋修他著、晋遊社ブラック新書

 福祉の世界では、決して表に出ない“隠語”ともいうべき言葉がある。
 「母子家庭の子供は母子家庭になる。生活保護家庭の子供は生活保護を受けるようになる」
 労働人口の25%にまで膨れ上がった働いても生きていけない人々「ワーキングプア」。この先進国ではびこる新しい種類の貧困について、3人の著者が若者たちの声を代弁する。

 作家の巨椋修は「ワーキングプア」を恐るべき負の連鎖だとして警鐘を鳴らす。ロストジェネレーション世代として実体験を語るのは、フリーライターの犬山秋彦。妖怪研究家として本紙NMR(ナイガイミステリーリサーチ)でもおなじみ山口敏太郎による、大和魂からみた「ワーキングプア」問題も一読の価値あり。(税別720円)

関連記事


トレンド→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

トレンド→

もっと見る→

注目タグ