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Sexy Zone 異例の降格劇

 5月1日、Sexy Zone(呼称・セクゾン)の2013年初シングル『Real Sexy!/BAD BOYS』(両A面)が発売される。それに先駆けて先週から、中島健人、菊池風磨、佐藤勝利の3人があらゆるメディアでプロモーションを展開中。狙うは、デビュー曲から4作連続の首位奪取だ。

 そこでハタと気づくのが、松島聡とマリウス葉の不在。セクゾンがデビューした昨年は、メンバーが5人だった。母が、女優・黒木瞳と宝塚時代の同期にあたる明(よう・あきら)であることが話題になったマリウスは、当時、小学生。日本語、独語、英語を操れるとあって、ジャニーズ事務所の世界進出にひと役買うと思われた。

 ところが、中学生になった今、労働基準法にのっとって、活動できるのは20時まで。芸能活動をするうえで大きな支障をきたし、世界戦略の一翼になるには、今しばらく時間がかかりそうだ。

 そんなマリウスと並んで不利なのは、松島。こちらは高校生だが、住んでいるのは実家の静岡県。通学する高校も、同県内だ。こうなると、こなせる仕事に限界があり、現に、セクゾン初のコンサートツアーの記念すべき初日、3・26福岡を、無断で欠席している。

 この一大事のあと、起こるべくして起こったのが、セクゾンまさかの3人体制。両A面シングルのジャケットから心機一転し、マリウスと松島は、事務所の公式発表がないまま、ジャニーズJr.内のユニット・Sexy Boyzに降格した。すでに、セクゾンのカップリングソングを歌っており、9人編成のボーイズをけん引する2トップだ。

 振り返れば、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP、NEWS、KAT-TUNも、CDデビュー後にメンバーが減少しているが、いずれも不祥事、本人の意向といった説明が、事務所を通じてあった。だが、今回のような説明なき降格は異例。今後、セクゾンという箱舟は、どこに向かって航海していくのか。

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