主宰は『音効さん』『文學ト云フ事』(共にフジテレビ系)といった伝説の深夜番組や上戸彩主演の映画『インストール』、連続テレビドラマ『セレぶり3』(テレビ東京系)など、数多くの話題作を世に放ってきた演出家・脚本家の片岡K氏。ツイッターから面白いことができないものかと思い立ち、劇団の結成を呼びかけたのだという。
「テレビには放送コードと呼ばれる自主規制があって自由に表現できないタブーがたくさんある。20年の間、ボクは何度もその壁に悩まされてきた。一度その壁をパーッと取り払って思う存分表現してみたかった」と片岡氏。
記念すべき初公演のタイトルはver.1.0『FUKENZEN』で、その名のとおり、テレビでは表現できないような放送禁止用語も飛び交う“不健全”なコメディーになっているとのこと。今回、その稽古場にお邪魔し、看板女優のちひろっくさんにインタビューを試みた。
−− ちひろっくさんはツイッターによる投票で看板女優に選ばれたそうですが、いま振り返ってみていかがですか?
ちひろっく そうですね。はじめはドキドキしましたけど、後半になってくると選挙活動も意外と楽しくなってきましたね。癖になるというか中毒性があるというか…。投票の締め切りが迫ってくると、応援してくれている周りの人たちがたくさんツイートしてくれて盛り上げてくれて。ツイッターならではの楽しさを感じましたね。
−− どうしてツイゲキに参加しようと思ったんですか?
ちひろっく 主宰の片岡Kさんのツイートを見たのがきっかけです。なにか一つのことに集中してみんなで創り上げていくようなことって学生の時からしてなかったので、これは楽しそうだと(笑)。
−− お芝居ははじめてなんですか?
ちひろっく そうなんです。普段は歯医者さんで働いてるんですが、今月はお休みをいただいてツイゲキに集中してます!
−− はじめての舞台、しかも看板女優…大変ですね。
ちひろっく とにかくセリフを頭に入れるのに苦労しますね。でも、ここまできて投げ出すわけにもいかないし、精一杯やって楽しもうと思っています!
−− 最後に舞台の見所をお願いします!
ちひろっく 下ネタが多くてビックリしましたけど、とにかく不健全で面白いです。きっと観た人は忘れられない作品になるんじゃないかな(笑)。期待してください♪
劇団ツイゲキ(公式サイト)
http://twigeki.com/
(「作家・歩く雑誌」中沢健 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou