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懐かしの100円パチモン怪獣シリーズ

 今や生活になくてはならない100円ショップ。
 台所用品や食品、工具など色々な商品が並ぶ中、ひっそりと存在感をアピールしているのがお馴染み玩具コーナーである。

 昔から、100円均一のおもちゃはよくわからない軍人やパイロットのフィギュア、安いパーティーグッズなど子供心に「いらねぇ…」と思ってしまうしょっぱい玩具が多かったのだが、筆者が唯一熱心に集めた100円玩具がある。

 それが「100パチ怪獣シリーズ」(勝手に命名)だ!

 これは、主にウルトラマンに出てきた怪獣そっくりに作られたフィギュア(つまりはパチモン)で怪しい色遣い、無駄に角が出ている造形といい、子供の頃の筆者もすぐに偽物を掴まされているとわかってはいたのだが、小学生の頃の筆者はお小遣いが月1000円の身。コミックボンボンを買ったらもう怪獣もウルトラマンも買えない…そんな時代なので315円で怪獣が3体も買える100パチ怪獣はある意味魅力的なシリーズだった。

 100パチ怪獣シリーズは胴体のみだが可動個所も一応あるし、元ネタもギリギリわかる範囲の怪獣ばかりで自分の遊び心を満たすには特に問題はなかった。サイケな色使いも慣れれば妙にカッコよく可愛く映ったものだ。

 この商品は足裏に「MADE IN CHINA」のシールが貼ってあったため中国が勝手に作って生産されたものと推測される。種類はどのくらいあったのかはわからないのだが、およそ10種類はあったと思う。

 ニセモノを売るモラルはどうあれ、子供の頃はこういった玩具で十分遊べたし、快く迎え入れていたはずだ。ウルトラ怪獣シリーズもガシャポンフィギュアも造形は年々進歩しているものの値段はあがるばかり…。カードバトルではない人形を使った怪獣ごっこが大好きな子供達が少し可哀相に思う。さて、ここで筆者が憶えている100パチ怪獣を紹介したい。
 子供のころの記憶のみなので勘違いや抜けが多いかもしれないがご了承願いたい。

【100パチ怪獣図鑑】
・「アギラもどき」※小ぶりな黒い角が二本。黄金ボディがかっこいい。
・「シュガロンもどき」※本物より口が尖っている。腕っ節強そう。
・「ゴモラもどき」※体が水白で角が黄色い。妙に幼顔。顎外れている。
・「ゴモラもどき2」※銀の角に黒いボディ、緑色の目がかっこいいのだが老け顔。
・「ビーコンもどき」※本物よりスリムで腕が太い。
・「べムスターもどき」※毛深い、腹部の口が無い以外はべムスターそのもの。
・「ロンもどき」※シリーズで一番背が高い。元ネタはたぶんロン。指が2本しかない。
・「キングシ−サーもどき?」※造形的に見てキングシ−サーっぽいのだが妙に毛深い。途中でボディが金色から黒色に変わり犬度がアップした。
・「テレスドンもどき?」※顔の形はテレスドンっぽいのだが赤色。筆者は「レッドクイーン」と命名していた。
・「チタノザウルスもどき」※凶悪そうな顔にイボイボ肌が不気味…。
・「ガマ怪獣」※その名の通りカエルの形をした怪獣。可愛い容姿かと思いきや紫色の体が気持ち悪い! 元ネタ不明。

※写真は「シュガロンもどき」見よ! この剛腕!!

(昭和ロマン探求家・穂積昭雪(怪獣好きだけどフィギュア愛はほどほど24歳)山口敏太郎事務所)

【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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