本レストランは稲垣を中心に1年前から準備を進めていた。稲垣は芸能界屈指のワイン通として知られ、20年以上にわたり『SMAP×SMAP』のコーナー『BISTRO SMAP』などで料理の腕を磨いてきたこともあり「いつか自分のレストランを持ちたい」と考えていたという。内装は香取が担当し、スタッフは『BISTRO SMAP』で料理監修を行っていた服部栄養専門学校のスタッフが担当するという。
かつてのSMAPファンは『BISTRO J_O』という名称から『BISTRO SMAP』を連想し「楽しみ」「BISTRO SMAPが復活した」と歓喜の声を挙げている一方、SMAP時代を連想させるようなネーミングである『BISTRO』という店名に対し「いつまでもSMAPに対して未練があるのはみっともない」「過去の遺産ばかり使い過ぎ」という冷ややかな声も少なくないという。
もっとも、SMAPファンからの注目度は高く9月11日からネット予約が開始。好立地ということもあり、数年でつぶれるような事態はなさそうだ。
さて、2019年に入ってから稲垣、香取、そして草彅剛の在籍している株式会社CULENはテレビ、映画にとどまらないビジネスを多く展開している。
11月27、28日には草彅剛が弾き語りとトークを披露する「草彅剛のはっぴょう会」が開催される。このイベントは昭和女子大学人見記念講堂というキャパ2000人の会場で行われる小規模な会であり、チケットも7200円という強気な価格設定で「ファンを囲い込む」戦略が取られているようだ。
このように確実にファンを囲い込む戦略は2018年3月、帝国ホテルプラザに期間限定でオープンした「新しい地図」のショップ『POP UP SHOP』の大成功によるものだという。
「彼らのジャニーズ時代のマネージャーであった飯島三智さんは『POP UP SHOP』の大成功を受けて、囲っているファンが気軽に訪れる場所を作ろうと頑張っていたそうです。草彅さんの弾き語りイベントも、会場設備もそこまで大掛かりなものは必要ないので気軽に開催できる。10月にオープンする『BISTRO J_O』も前準備こそ大変ですが、一度軌道に乗ってしまえばファンのたまり場になって安定した収入になります。飯島さんとしては、映画製作のような大規模なものには手を出さず、ファンに100%届くようなイベントや店舗経営に乗り出したいのではないでしょうか」(某週刊誌記者)
根強いファンを大事にするのは結構だが、新規ファンの開拓もそろそろ考えた方がいいのでは……?