そのAKBの内部で、不穏な噂が流れている。AKB内で絶大な力を誇るプロデューサー・秋元康に対抗して、独自の活動をしようとしているプロダクションが複数あるというのだ。
読者もご存知のとおり、AKBは複数のプロダクションからアイドルが出される形で構成されており、複数のプロダクションが混在するプロジェクトになっている。言わば、寄り合い所帯である。
発足当時はプロデューサーである秋元の影響力も弱く、AKBへの参入も脱退も比較的容易であり、各プロダクションが、所属タレントのために獲得した小さい営業にまで、介入されることはなかった。
だが、今年 に入ってから段々と秋元康の発言力が増していき、AKBブランドを護るという大義名分のために、各メンバーの個人活動にまで介入するようになったという。総選挙後、秋元チェックはさらに過激さを増していき、AKBメンバーとその所属プロダクションが行う地方での営業や、雑誌の露出まで強制的に介入するようになった、と噂されているのだ。
「そりゃ、秋元さんのプロデュース力でAKBは人気者になったんですから、細かい部分まで口出しするのは当たり前ですよ。もし、つべこべ言われるのが、嫌なら卒業すればいいんです」(芸能関係者)
「一部の大手プロを中心に、複数のプロダクションのメンバーが、AKBから卒業するという噂話が流れています。卒業後はそのメンバーを集めてAKBとは違うユニットを考えているのではないかと推測されていますね」(有名スポーツ誌記者)
卒業者は年内に複数出るのではないかと風聞上では囁かれているが、まだまだ予断を許さない状況である。