昨年は中邑真輔が凱旋し、AJスタイルズも参戦。スマックダウン勢が大阪のWWEユニバース(ファン)を熱狂させた。今年の大阪公演は、ロンダ・ラウジーの参戦が目玉の一つだ。ロンダは北京五輪柔道銅メダリストで元UFC女子バンタム級王者として世界的に知名度が高い。今年4月の『レッスルマニア』でデビュー戦し、カート・アングルとオリンピックメダリストコンビを組み、トリプルH&ステファニー・マクマホン夫妻に勝利した。今回はWWEスーパースターとして初来日が決定した。
日本時間の15日に放送された「ロウ」で、NBCユニバーサルのレッドカーペットにロウ女子王者、ナイア・ジャックスとロンダが登場する姿が放映された。ナイアは「ロウ女子王者としてあなたに挑戦したい」とロンダを次期挑戦者に逆指名した。ロンダは戸惑いながらもナイアと握手を交わして逆指名を受けると、ツイッターで「この挑戦は思っていたより早く実現したけど、準備万端よ」と意気込んだ。これで日本時間6月18日のPPV『マネー・イン・ザ・バンク』で行われるデビュー2戦目はタイトルマッチになった。今回の大阪公演に向けても期待が高まる。
他にも元新日本プロレスのフィン・ベイラーをはじめ、ローマン・レインズ、ブラウン・ストローマン、セス・ロリンズ、ケビン・オーエンズ、サミ・ゼイン、ブレイ・ワイアット、ボビー・ルード、ジンダー・マハル、サーシャ・バンクス、アレクサ・ブリス、ナタリア、そしてロンダが登場する。ロウ女子王者のナイア・ジャックスも来日。WWEのロウを代表するスーパースターがベルトを巡り抗争を繰り広げるであろう。昨年と同じく真夏の夜のなにわは“夢の夜”になるはずだ。
チケット争奪戦は必至だが、“なんばから3分で行けるニューヨーク”を今年も体感しておきたい。
文 / どら増田
写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.