同番組が放送開始した89年10月からメーンキャスターをつとめている筑紫氏だが、突然、肺がんを告白。「しばらく治療に専念したい。がんに打ち勝って、また戻ってきます」と復帰をにおわせたが、その可能性はかなり薄いという。
「自分であんなことを切り出すなんて、相当疲れたんでしょう。ここ数年は、年毎にモチベーションが下がっているみたいで、いつ辞めてもおかしくない状態でした」(TBS関係者)
かつて、オウム事件のTBSの不祥事の際には、「TBSは死んだに等しい」と問題発言した筑紫氏だが、ここ最近はジャーナリストとしての牙は成りを潜めてしまったというのだ。
「打ち合わせもろくに出ず、本番直前まで飲んでいることもあるぐらいで、かつてのような番組に対する意欲を感じられんません。おまけに、番組の“顔”である『多事論争』で自分のがんを告白するなんて昔の筑紫氏ならあり得ないことです」(同)