川畑は「白ベルト本来の意味である中堅、若手(選手)の活性化。伊藤選手はやる気満々で気持ちでも見せていたし、武道館でもいい試合を見せていた」と挑戦受諾の経緯を説明した。
伊藤を「跳躍力もあるし、力もある」と評価をする一方で「真っ向からたたき潰す。一戦一戦いい試合をして現場で答えを出す」とキッパリ。川畑は先を見据えていた。創設者・秋山準の持つ連続防衛記録4回超えだ。
また、川畑は初防衛に向けて試していることがある。それは08年型“カモフラパンチ”だ。
1月シリーズ開幕直前までパンチを当てず、部分アイパーで薄い部分を目立たなくさせるという。なぜならパンパーズを結成し、1年間パンチを当て続けてきたことにより、川畑の頭皮はボロボロになっていたのだ。
それでもカシラは「シリーズ前には巻いて気合を入れないと。08年型パンチで初防衛する」と悲壮なる決意を吐露。伊藤の挑戦を退け、秋山超えの一歩を踏み出すことができるか。