観光シーズンと来れば旅行会社の忙しい季節で、NYの日系の旅行会社も宣伝に余念がない。NYに来て感じるのは旅行会社のサービスが良い事。空港ラウンジ券や金券などオマケが多いのだ。
その中の一つ、「アムネット」は本社がニューヨークで支社が東京と大阪にあり、JTB、近鉄といった大手旅行会社がNYに支社を置いているのとはちょうど反対になる。で、どういう違いが出るか、というと、「NYの情報に強い」。
日本のメディアではコマーシャルを流していないのでご存知ない方も多いと思うがNYの日系のフリーペーパーの広告の常連である。地元で日本人の為のイベントなども開催している。NYに大小20社ほどある日系の旅行会社業界で、NYのみで見ればトップ3に入る優良会社なのだ。
アムネットの他、人材派遣会社や出版、商業デザインの会社など5社からなるAグループ代表取締役社長の中川扶二夫さんにお話を伺った。
中川さんは22年前に渡米し、サンフランシスコの大学で学び、幾つかの会社での勤務を経て独立、1988年にアムネットの前身となる会社を創立した。こう書くといとも簡単に聞こえるが、会社設立の知識にしても資金にしてもゼロからのスタートでかなり大変だった事は容易に想像が付く。
リーマンショック後は厳しい状況が続いたものの、ここ1年は日本人観光客も戻って来ており、不景気とは特に感じないそうだ。ハイシーズンである年末の航空券もほぼ埋まっているが、まだ取れる状態なのでアメリカでのクリスマスや、大晦日のタイムズスクエアのカウントダウンを体験したい方は急いだ方がいいだろう。アムネットはオプショナルツアーも豊富、しかもホテルの予約、手配からパッケージツアー企画、通訳、観光ガイドサービス、チケット手配など色々なサービスをきめ細かく行っている。
そして何と言っても80円台という超円高。サンクスギビングデイ後の大バーゲンには間に合わないものの、クリスマス前後のバーゲンはショッピングには最高の時期でもある。既に前倒しで大々的なセールが始まっている。日本のデビットカードを使えばリアルタイムで円に換算、決済されるのでお得感を実感する。日本製のカメラなども場合によっては日本で買うよりこちらの激安店で買った方が安いという逆転現象も起っている。
アムネットの日本支社でも格安チケットを提供しているが、円高の影響でNY本社からチケットを購入した方が安く上がる事もあるというから円高サマサマである。ニューヨーク本社では空港ラウンジ券などのオマケもある。日本語でメールで問い合わればすぐに回答するという。
アムネット ニューヨーク本社
http://www.amnet-usa.com/jpn/new-york_top.htm
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New York, NY 10017