松坂は6月10日(日本時間11日)のブルワーズ戦で、今季3度目の先発。6回を投げ、3安打3四球1死球5三振1失点に抑える好投で、3勝目を挙げた。6回には打球を右太もも裏に受けたが、大事には至らなかった。
ここまで(13日現在)、松坂は19試合、39回2/3を投げ、3勝0敗1セーブ、防御率2.95と安定した成績を残している。
今回の好投が評価されて、松坂は同15日(同16日)のパドレス戦で、4度目の先発マウンドに登ることが決まった。
さらに、テリー・コリンズ監督が期間限定ながら、暫定的に松坂を先発ローテーションに入れることを明言した。
その期間とは、現在、ワキ腹を痛めて故障者リスト(DL)入りしている開幕投手のディロン・ジー投手(28)が戦列に戻るまで。
コリンズ監督は「ケガ人が帰ってきたら、またその時に考えればいい」と話しており、ジーが復帰した時点で、松坂を含め現在先発枠に入っている誰かがローテーションから外れることになり、先発にこだわる松坂としては、なんとしてもサバイバルを図りたいところ。
その意味で、今後の1戦1戦の投球内容に、松坂がローテーションに残れるかどうかが懸かってくることになりそうだ。
松坂は「場所(起用法)がどこであれ、結果はいつも出さなきゃいけないし、やることは変わらない。一試合一試合を大切に投げるだけ」と、冷静にコメントしている。
(落合一郎)