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メッツ・松坂大輔 5・26に待望の今季初先発決定も、“喜べない事情”

 リリーフに専従するメッツ・松坂大輔投手(33)が5月25日(日本時間26日)のダイヤモンドバックスとのダブルヘッダー第2試合で、待望の今季初先発をすることが決まった。

 23日(同24日)の同軍との試合が雨でノーゲームとなり、その試合が25日に組み込まれ、先発のコマが足りなくなったための措置。松坂は22日(同23日)のドジャース戦で、1回を投げており、中2日での強行軍となる。

 22日現在、松坂はリリーフ専門で、14試合に登板。21回を投げ、1勝0敗1セーブ、防御率2.14と安定した投球をみせている。

 今季、メッツとマイナー契約を結んだ松坂は招待選手としてスプリングトレーニングに参加。オープン戦では若手のヘンリー・メヒア投手(24)と先発5番手を争ったが、首脳陣は若いメヒアを選択し、松坂はマイナースタートなった。

 4月16日(同17日)にメジャー昇格を果たしたが、与えられた役割は中継ぎ。結果が残せなかったメヒアが先発ローテ−ションから外され、5番手枠に松坂の名も挙がったが、選ばれたのは3Aラスベガスから昇格した若手のラファエル・モンテロ投手(23)だった。

 先発での起用を希望する松坂にとっては、待ちに待ったチャンスではあるが、ぬか喜びはできないチームの事情がある。

 今回の先発は、あくまでもローテーションの谷間を埋める役割。メッツでははからずも、投手起用に関しては、テリー・コリンズ監督より、サンディ・アルダーソンGMの方に権限があることが明らかになっている。

 07年〜08年途中まで、オリックスの監督を務めるなど、日本通のコリンズ監督は松坂を評価しているが、アルダーソンGMの基本方針は“若手重用”。松坂に関しては、「ブルペンで使うことの方がチームにとって有益」との考え。

 25日の試合で松坂が好投しても、即、ローテーション入りする可能性は低く、松坂自身も「日曜(25日)がリリーフではなく先発になったということ。今回は日曜だけだと思っています」と冷静に分析している。

 ただ、ローテーションに入れなくても、次のチャンスを得るためには、25日の試合で、いい結果を残すしかない。
(落合一郎)

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