前アルバム『Keep on smashing blue,』から約8か月という短いスパンでリリースされた本作。両作品は表裏一体のアルバムとなっており、両作品のタイトルをつなげると、〈Keep on smashing blue, for staying BLUE.〉となり、「変わらないために、変わり続けること」というバンドのスタンスを表現した言葉となっている。その一端として、今作ではバンド史上初めてサウンド・プロデューサーを起用しており、新たなLAST ALLIANCEのサウンドを追求した3曲(M-9、10、13)を収録しているので、こちらにも注目したい。
アルバム初回限定盤には、昨年12月に行われた下北沢シェルターでのアルバム・リリース・パーティーの映像を15曲収録したDVD付き。通常盤には、現在では入手困難な初期のレア音源「一握りの青」「Melancholy」の2曲をボーナス・トラックとして収録されている。
また、現在<YouTube>にて公開されている「エンプティハート」PVにも注目だ。昨年制作したメンバーの出演しない「WING」のPVとは対照的に、全編メンバーの演奏シーンで構成されている。カット数は80を超え、楽曲の持つビターで甘酸っぱく切ない哀愁感を絶妙に表現し、メンバーのクールなかっこよさが際立つ、突出した映像となっている。
そして、アルバム・リリース後の6月18日(土)には神戸の8つのライブハウスで行われるライブ・イベント『UNIONWAY FEST KOBE LIVE CIRCUIT EVENT 2011』に出演。さらに、7月9日(土)千葉LOOKでのステージを皮切りに、9月24日(土)恵比寿LIQUIDROOMまで全国21箇所に渡るツアー『for staying real BLUE. TOUR』を実施する。対バンのメンツも非常に豪華となっており、見逃せないツアーとなりそうだ。