瀧本は不退転の決意で臨んだ前回出場の「戦極第八陣」でミドル級からウェルター級に階級を変更、見事勝利した。
今回で同階級2戦目となるが、「もしかしたらチャンピオンになれるかもしれない」とプロになって初のタイトル獲得を意識しつつ今回の一戦に臨む。
この日の公開練習ではミット打ちで軽快な動き。「減量が前回より楽。余裕がある」とコンディションに何の不安もない。スタミナも強化してきた。
一方で、瀧本は石井のほか吉田秀彦、泉浩とともに結成した柔道トップチーム(JTT)の面々の動向が気になる様子。特に、吉田とニューイヤーイベントで闘う石井について「吉田先輩に負けたら次は自分がやりたい。チャンスがあれば。(階級は)無差別で構わない」とぶち上げた。
柔道家としての石井について問われると「柔道に関してはそんなに強いとは思わない。あんまり技という技がないと思うし。まぁ、試合に勝っているから強いんでしょうけど」とこき下ろした。
いずれにせよ、23日のさいたまで勝つことが大前提となる。自信念願の初タイトル、そして石井との対戦のためにもここは負けられない闘いとなる。