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日本一のピンク映画館 59年の歴史に幕 そしてピンク映画の“未来”のために新館がオープン

 59年の歴史を刻んできたピンク映画館「上野オークラ劇場」。しかし、昭和の味を色濃く残し文化財としても非常に価値のある建物は老朽化にともない8月上旬に閉館が決定。
 フィナーレを飾る最終週には日本製ピンク映画の第一作品とされる『肉体の市場』に助監督として参加した後、これまで400以上のピンク映画を監督、今なお現役の名匠・小川欽也(76歳)を特集。劇場では滅多に上映されないレアなピンク映画の上映にあわせ、日本ピンク映画とともに歩んできた小川監督のトークショーも開催する。

 また、閉館後、別の敷地に今年8月上旬に上野オークラ劇場の“新館”をオープンすることが決定。一般映画館も閉館を余儀なくされている昨今、映画館のオープン、しかもピンク映画館の新館を建てることが全国的にも珍しい。

 ピンク映画館へのネガティブなイメージを払しょくし、クリーンなイメージを打ち出すことで、往年のファンはもちろん、新しい世代がピンク映画の魅力に触れるきっかけとして、オープニングに先駆け、8月1日に“女性限定のピンク映画鑑賞会”も開催が決定した。

 さらに8月上旬に行われるオープニングイベントには2009年ピンク映画大賞を受賞した若手監督・加藤義一の話題作『多感な制服 むっちり潤い尻』などを上映。また、AVやピンク映画で活躍中の若手女優の舞台挨拶やサイン会を予定している。

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