伊藤は立正大学の4番でキャプテンの重責を務め上げ、今月行われた明治神宮野球大会で決勝ホームランを2本放つなど活躍して優勝の立役者となり、チームを9年振りの日本一に導いた。
伊藤は確かな実力の他に、甘いマスクも魅力のひとつ。ファンの間では「DeNAのドラフト2位がまたイケメン」と話題になっている。では、DeNA体制になってからのドラフト2位を振り返ってみよう。
初年度の2012年度は三嶋一輝。クールな顔立ちで、結婚後も女性ファンが多い。めったに見せない笑顔は破壊力あり。今年は中継ぎで復活し、来期も期待度は高い剛球右腕だ。
2013年度は平田真吾。整った顔立ちで、イケメンの多いブルペン陣の中でも一際目立つ小顔が魅力。今季は先発で好投するなど、苦しい投手陣を支える縁の下の力持ちである。
2014年度は石田健大。歌舞伎役者を思わせる切れ長の目で、常に女性人気上位を誇る。ここ2年エースの期待をかけられるも、悔しいシーズンが続いている。実力は誰もが認めるだけに、来期のブレイクに期待したい。
2015年度は熊原健人。豪快な投球フォームと天然ぶりと共に、端正な顔立ちも話題に上るイケメンだ。今季はファーム暮らしが続いたが、仙台大時代は“仙台六大学の奇跡”と言われるほど圧倒的なピッチングを披露した実力者。きっかけを掴んで欲しい。
2016年度は水野滉也。少々下がった目尻がキュートな甘いマスクで人気が高い。右肩痛で現在は育成契約だが、サイドハンドからの威力十分のストレートを軸に組み立てるピッチングが魅力。リハビリも順調で来期は完全復活が期待される。
そして昨年度は神里和毅。沖縄出身らしい濃いめのマスクで、入団当初から女性ファン人気抜群。実力も兼ね備え、ルーキーながら開幕スタメンをゲット。“犬をも振り切った快足”を武器に新風を吹かせた。デッドボールで足を骨折し途中離脱を余儀なくされたが順調に回復。来期のリードオフマン候補だ。
上記のように、まるで意図的とかと思わせる程の“ドラ2イケメンチョイス”。スター性を感じさせる伊藤裕季也にも「天は二物を与える」と思わせるほどの活躍を期待している。
取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘