search
とじる
トップ > トレンド > 「ハンマーセッション!」の主題歌を歌う、SPYAIRのライブが大変な事に

「ハンマーセッション!」の主題歌を歌う、SPYAIRのライブが大変な事に

 「神聖かまってちゃんよりも売れそうなバンドを探して来い!」という編集部の指令により、“新人発掘の旅”が続いている記者。ネグレクト母に怒る曲「こどものうた」を歌うタイムリーなイケメンシンガー高橋優にメボシをつけるも、彼のデビューライブでまたとないビックな新人バンドを発見。まるでホストクラブのような彼らの演奏スタイルに、とにかく驚愕。ドラマ「ハンマーセッション!」の主題歌を歌うSPYAIRは究極のイケメン・オラオラバンドだった。

 「ぴあデビューレビューVOL.148」という新人だけのジョイントライブの招待券が当たった記者。年齢40って正直に書いたけど、当たる時は当たるものね。だけど渋谷の会場にはキレイに着飾った若い女の子ばっかりでスゴイ浮く。この時点で帰りたい。

 最初に出てきたのはLONELY↑D(ロンリーディー)という、あんまり特徴の無いお兄さんたち。彼らはデビュー曲「ハルアシンメトリー」よりも、オリジナルの他の曲の方が良かったりして。この人たちは歌った後さっさと帰ってしまったので、コンタクトが取れずにここでバイバイ。その後おまちかね高橋優が出てきて1stシングル「素晴らしき日常」を歌う。昭和風の感動をお届けするこの曲はナゼか8月から「あらびき団」のエンディングテーマに。本人どう思ってるか知らないけど…。

 そしてそんな昭和カレススキな気分を吹き飛ばすかのように出てきたのが、TBS系学園ドラマ「ハンマーセッション!」の主題歌を歌うSPYAIR。韓流スターみたいな丹精な顔立ちでガタイのいいヴォーカルの兄ちゃんをはじめ、ドンファン風の眼帯をした彼など、イケメン揃いの謎のこのバンドは、歌や演奏は雑な感じだけど何しろ客いじりがすごい。オラオラホストみたいに客席に向かって「テメェらの全部をさらけ出せぇ〜!」なんて激しいお言葉を吐いたりする。“俺ってカッコイイ”をモロ意識しながら歌うびっくりバンドだ。普段なら、「何言ってやがんだコラ!」などと言い返す記者だが、乱暴な言葉を吐いているのがイケメンだとたちまちドMに変身。気がついたら一番前でキャアキャアと彼らに拳を振り上げていた。どうも着飾ったキレイなお姉さんたちはみんなSPYAIRのファンだったらしく、周りが若いおなごばかりで華やかな感じに。みんな汚い言葉をかけられ嬉しそうだった。S:「いくぞオラァー!」、客:「キャー、もっといってー」、S:「お前らの(盛り上がりは)そんなもんかーイェー!!」、客:「きゃあー、もっと激しく罵ってー」みたいなステージと客席の雰囲気が怪しくなってきたところに、うしろでコンピューターをいじっていた地味な男が、いきなり客席にダイブしてきた。ヴォーカルでもギターでもない人が客席に飛び込んでくるの初めて見たぞ。リーダーらしきこの彼は、ライブが終わった後に今夜はアンコールができない事を丁寧に謝っていた。実はすごく腰が低い人なのかもしれない。

 とにかくSPYAIRのイケメンのパワーに圧倒されて、はたして彼ら演奏が上手かったのか、曲どんなだったかまったく頭に残らないうちにライブが終了。他の客に負けじとドンペリの一本も入れたい気分にになった。って、ホストクラブじゃないからそんなのないけど。この後も大阪のサマソニとか、いろいろ出るらしいSPYAIR。元々イケメン好きなのですっかりトリコだ。高橋優くんごめん、記者は昭和生まれなれど平成に生きるミーハーな女。この瞬間からこっちに乗り換える事に決めたよ。圧倒的に美しい男たちの前で、女は果てしなく無力なのだ。(コダイユキエ)

関連記事


トレンド→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

トレンド→

もっと見る→

注目タグ