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ノア GHCヘビー級王者の森嶋猛が杉浦貴との6・14初防衛戦に向け、暴走モード発動

 プロレスリング・ノアGHCヘビー級王者の森嶋猛が7日、都内の同事務所で会見。6・14横浜文化体育館大会で杉浦貴と初防衛戦を行うことが正式決定した。いよいよ新政権がスタートする森嶋は“オレ流王者”になることを宣言。さらに禁断の“暴走モード”発動を辞さない決意まで示し、初防衛を誓った。一方、挑戦者の杉浦は前人未到の2階級2冠奪取をブチ上げた。

 新王者が臨戦態勢だ。
 4・27日本武道館大会の「グローバル・タッグリーグ'08」最終戦で杉浦にピンフォール負けを喫した森嶋。この日は6・14の横浜文化体育館大会で杉浦を相手に防衛戦を行うことが発表された。
 会見では「何も言うことはないです。これからが勝負。チャンピオンとしてノアを盛り上げていきたい。僕のベルトのイメージをつけていきたいと思います」とした上で「オレに対して気に入らないヤツ、ベルトに興味があれば、会社が許す限り全部受けますよ」と“森嶋流防衛ロード”を築くことを誓った。
 杉浦とは昨年行われたGHCヘビー級選手権次期挑戦者決定リーグ戦でも30分ドロー。それだけに「バンバン投げられてるし、やりづらさはもしかしたらある。警戒する点は全部ですね」と気を引き締めた。さらに「自分の弱点も見つかった。それを克服していけたら」とリベンジ戦に向け、盤石シフトを敷く。
 だが、森嶋が杉浦対策として念頭に置いているのはそれだけではない。「自分は完成されたチャンピオンじゃない。常に冷静ではない。歯止めの効かないオレもいる。スイッチが入れば、暴走することもあるだろうし」。敵味方関係なく、誰も止められない最凶の“暴走モード”に突入することもあるという。
 また、現地時間の9日から米ROHのマナサス、ニューヨーク大会に凱旋する森嶋。「日本のプレッシャーから解放されて、リラックスできる。自分を見つめ直す」と“第2の故郷”で心機一転を図る。
 一方、挑戦者の杉浦はキャバクラ王座を含めた“3冠王”に意欲を見せ、ヘビー、ジュニア2階級戴冠の野望を口にした。
 23日の新潟市体育館でGHCタッグの防衛戦を行う杉浦は「まず、タッグを防衛して勢いに乗りたい。キャバクラベルトを持ってるんで、3冠王になりますね」と舌好調。
 また、2006年にはGHCジュニアでシングル、タッグの2冠王になっており「ヘビーとジュニアで2冠(同時)制覇はいないでしょう。それを目指します」と前人未踏の大いなる野望達成を誓った。

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