12・2日本武道館でニュー小橋建太が誕生する。
小橋は10・27日本武道館大会のリング上から自らの口で小橋&高山善廣VS三沢光晴&秋山準という復帰戦のカードを発表。2006年7月の腎臓ガン発覚から、およそ1年半ぶりの復活までついに秒読み態勢となった。
日本中の多くのプロレスファンは小橋復活祭を待ち切れないようだ。運命の日、12・2日本武道館大会のアリーナ席チケットは27日の先行発売ですでに完売。多くのファンの後押しに小橋は「ファンのみなさんにはとにかく感謝ですよ」と笑顔をのぞかせていた。
そんな小橋は復帰戦の舞台で、自らを支えてくれたファンへのビッグなプレゼントを用意している。新コスチューム。
小橋は「入場のテーマ曲は変わらない」とファンから絶大な支持を受ける「GRAND SWORD」の変更はしないものの、復活に向けてコスチュームを一新するという。
「デザナーとの話し合いはもう終わった」と笑顔を浮かべた小橋は「当日のお楽しみにしていてくれれば」と繰り返し、色や柄などについては明言を避けたが、小橋流のメッセージがこもったカラー、デザインになるという。小橋は2000年10月にオレンジ色から黒へと変身させているが、さらに7年の月日を経ての再モデルチェンジだ。
復帰戦に向けては「最近のスポーツ界はあまりいい話がないからね。自分が示せること、伝えられることを発したい」とし「気持ちの安らぎとか何かを感じ取ってくれれば」と小橋はリング上での闘いでファンへのメッセージを送るつもりだ。
現在のコンディションについては「とにかくベストを尽くしてリングに上がることしか考えていない」と最高の試合を見せるべく日々のトレーニングに励んでいる。
腎臓ガンという大病から復活を遂げる小橋が12・2復帰戦で生まれ変わる。新たなコスチュームに身をまとい、果たして小橋はリング上でどんな姿と闘いを見せるのか。