“ベイパー”とは、火をつけて燃やす煙ではなく、蒸気のような霧状のもの。わかりやすく言えば、電子タバコでのスタイルである。このスタイルであれば、そもそも副流煙がでない。嫌われる煙の臭いがでない。さらに灰がでないので、机の上が汚れたりすることもない。
日本ではJTが電子タバコ「Ploom」を昨年の12月から発売。まだ、一般的なタバコ店では扱いがなく、流通が限定されているのが現状だが、早くもガジェットに敏感な層から注目を集めている。
また、TOKYO DESIGNERS WEEKでは面白法人カヤックとコラボ。“ベイパー”に着目したカヤックは“ベイパー”の世界観を表現したベイパーマシーンを開発。これは、コンテナ内で息を吹きかけると、色となって“ベイパー”が表現され、最後には外にある煙突から蒸気が飛び出すというもの。面白法人カヤックらしいユニークな表現で“ベイパー”を演出している。
製作した担当者は「本来、電子タバコにはない音や視覚を、現実拡張として表現しました」と語る。企画から1か月程度で完成まで至り、「とりあえず、作っていく中でアイデアを広げました」とのこと。
喫煙する人もしない人も、これからの新しいトレンドとして、“ベイパー”は注目だ。