まず、auは、9月11日に通話し放題プランのライト版「スーパーカケホ」を発表している。一方、docomoが(5分以内の通話無料)「カケホーダイライト」を発表。これでソフトバンクを含め、すべての携帯キャリアで2種類の通話し放題プランが存在することになった。金額は3社共通で、通常版2,700円、ライト版1,700円(5分以上の通話有料)となっている。
そんな中、注目は各社の割安な「ライト版通話し放題プラン」だ。全キャリアの内容は同じに見えて実は異なっているところは注意が必要だ。ここが今回の月額料金プランの争点になってくることになるだろう。
auは、細かくデータ定額のレイヤーが分かれており、3GB(4,200円)から適用可能。単回線で最も安い組み合わせは6,200円(スーパーカケホ1,700+データ定額(3GB)4,200+ISP料金300円) となっており、新かけ放題で実質的に”値下げ”になっている。
次にSoftBank。スマ放題ライトは、5GB(5,000円)からの適用。そうすると、月額7000円のプランになるが、実は単回線で最も安い組み合わせは従来のスマ放題を利用した6,500円(スマ放題(通常版)2,700+データ定額3,500+ISP料金300円)となり、実質、従来の2700円のカケホーダイのプランの方が最安値となるため、以前から最安プランは変わっていないのが現状だ。
そして、料金プランを最後に発表したdocomoは5GB(5,000円)、8GB(6,700円)、15GB以上(12,500円〜)で適用可能。単回線で最も安い組み合わせは従来通りの6,500円(カケホーダイ(通常版)2,700+データ定額(2GB)3,500+ISP料金300円)」となり、実質、従来の2700円のカケホーダイのプランの方が最安値となるため、以前から最安プランと変わっていない。
全キャリアを比較した結果、docomoとSoftBankは通話し放題ライト版が5GBからしか適用できない為、最安プランは従来プランの6,500円。auは3GBからライト版を適用できる為、最安プランは6200円となり、他キャリアよりも安いプランが組める状態になっていることがわかった。