search
とじる
トップ > トレンド > 書評「車両基地」萩原雅紀著、メディアファクトリー

書評「車両基地」萩原雅紀著、メディアファクトリー

 分岐を繰り返しながら複雑に入り組む線路と架線、そして整然と並ぶ列車群。車両基地は一日の仕事を終えた列車たちが、つかの間の休憩を取りに帰るねぐらだ。

 そんな史上初、車両基地だけを集めた写真集を出したのは、これまた史上初のダム写真集を発表したことのある萩原雅紀氏。全国各地33カ所の車両基地を収録した。

 鉄ちゃんはもちろん、“工場萌え”と呼ばれる工業地帯などで人工建造物が織りなすアートを愛する人たちにも人気を博しそうだ。
 圧巻の写真は一つの基地を除いて、すべて一般立ち入りの可能な場所から撮影したという。巻末には基地の鑑賞ガイドや撮影スポットも掲載されているから、誰でも同じような写真を撮りに行くことができるのだ。普段見せることのない車両たちの寝顔をとくとご覧あれ。(税別1600円)

関連記事


トレンド→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

トレンド→

もっと見る→

注目タグ