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外国人観光客急増で人気再燃「梅田スカイビル」の可能性

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提供:週刊実話

 1993年の完成当時は“平成の大阪城”と話題になったものの、交通アクセスの不便さから「観光地」としては伸び悩んでいた大阪の超高層ビル『梅田スカイビル』が、外国人観光客の人気スポットとして再び脚光を浴びている。

 地上40階建ての巨大ビル2棟を、39階の「空中展望台」で連結。その中央を円形にくりぬいた独特の構造が「まるで未来の建築物のようだ」と絶賛され、大阪の街並みが一望できる高さ170メートルの屋上展望台は、デートスポットとしてもにぎわいを見せていた。
「存在感は抜群ですが、JR線の北側にあり、何しろ交通が不便。近年は客でにぎわっているという感じではなく、巨大オフィスビルといった扱いになっていました」(地元紙記者)

 ところが、G20やラグビー・ワールドカップで、周辺のホテルが参加国の宿舎になったこともあり、世界のニュース映像に映り込むことが増え、「あのクールなビルは何だ?」と、外国人の間で話題になったのだ。
「実は2008年にも海外メディアが、アテネのパルテノン神殿やシドニーのオペラハウスとともに『世界を代表する20の建造物』としてスカイビルを紹介したことで、海外からの注目度が一気に高まった。そのときは、外国人観光客を中心に来場者が急増し、前年対比で7.5倍を記録するまでになったんです。今回も、それに匹敵する経済効果が期待できそうです」(同・記者)

 外国人観光客はバスで団体移動することが多く、交通の不便さは問題にならない。しかも、日本人観光客が少ないので空中庭園も混雑しておらず、大阪を見下ろす絶景が快適に楽しめる。
「ビル階下の商業施設にも欧米調のシャレた店が増え、あらためて注目されるという相乗効果も生んでいる。現在、JR大阪駅の北で進行中の“北ヤード再開発”が予定通りにいけば、さらに活性化が期待される。大阪市の関係者も『万博やIRに向けての新しい大阪のイメージにぴったり』だと力を入れています」(同)

 大阪を代表する観光スポットとして返り咲きなるか。

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