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中畑DeNAのベンチ裏 「ベテランに冷たすぎるのでは?」の声

 混戦セ・リーグの仕掛け人は中畑DeNAと言っていいだろう。開幕カードの巨人戦は負け越したが、次節の緒方カープに対しては3連勝。「優勝候補の筆頭」と目されていた広島はこれで勢いを失い、「2ゲーム差以内に5チームがひしめく混戦状況となった。
 「DeNA打線が好調です。筒香、梶谷、桑原、バルディリス、石川が好投手相手でもしっかりと自分の仕事をしている。近年の課題だった先発投手の人材難も解消されつつある」(プロ野球解説者)

 開幕ローテーション入りしたDeNAベイスターズの投手は、久保康友(34)、山口俊(27)、三嶋一輝(24)、井納翔一(28)、モスコーソ(31)、高崎健太郎(29)の6人。中畑清監督(61)は昨季チーム最多勝の久保を早々に開幕投手に指名し、キャンプ、オープン戦の調整具合を見て、残りの5人を選択した。就任4年目にして、「戦う戦力が揃った」とも言えるが、現先発ローテーションメンバーを見て、気になる点もないわけではない。
 ベイスターズの精神的支柱、三浦大輔(41)の名前がない…。
 「三浦は『兼任コーチ』でもありますが、ローテーション入りはおろか、開幕は二軍スタートとなりました」(同)
 三浦はキャンプ、オープン戦で怪我は負っていない。昨夏5勝するなど、復活も印象づけている。しかし、開幕ローテーションは久保、山口、井納が早々に当確となり、モスコーソ、高崎に続き、最後の6人目に指名されたのが三嶋だった。三嶋はオープン戦で出遅れ、3月16日の対楽天戦でなんとか滑り込んだ。
 「三浦が指揮官の印象を悪くしたとすれば、15日の阪神戦で5回4失点と結果を出せなかったことでしょう」(他球団スコアラー)

 だが、ベテランは調子が悪ければ悪いなりに配球を組み立ててくる。まして、三嶋は昨季開幕投手に指名され、2回9失点と大炎上している。それに対し、三浦は今季公式戦で『1勝』した時点で、プロ野球史上3人目となる23シーズン連続勝利の快挙を達成する。そのため、最後の6人目に選ばれるのは「三嶋よりも三浦」と、他球団も見ていた。
 「中畑監督は『ベテラン』を容赦なく切り捨てる一面もあります。12年オフに清水直行、13年オフにラミレス、森本稀哲、昨オフは中村ノリを…」(前出・プロ野球解説者)
 三浦は将来の監督候補とも目されている。三浦を慕う中堅、若手は多く、このまま二軍で調整させるようなことになれば、チームの士気にも影響しかねない。中畑監督が“後継者・三浦”をいつ一軍登板させるのか、そのタイミングを見誤れば、求心力を失いかねないが…。

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