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ドラフト戦線異常アリ! 2014年のキーワードは「外れ1位」(DeNA編)

 「投手だけで42人はやっぱり多すぎた。適切なのは33、34人ぐらいだろう」
 去る10月3日、育成選手を含む大量12選手の解雇を発表した後、高田繁GMは一部メディアにそうこぼしたという。12人の解雇選手の内訳は『投手11人、野手1人』。たしかに、70人の支配下登録内にいるDeNAナインのうち、37人が投手だった。
 旧経営陣の残した『負の遺産』と言っていいだろう。だが何故、こんなアンバランスなチーム構成になったのかと言えば、大黒柱になりうる投手がいなかったからだ。今季は山口俊、久保康友、モスコーソ、井納翔一が活躍し、三浦大輔も復活した。思い切った『チーム改革』に乗り出すことができたのはそのためで、あとはバランス面を考えれば、『左の先発投手』が欲しいといったところだろう。

 10月17日、スカウト会議が開かれた。吉田孝司部長は「即戦力(投手)が中心になる」と語るだけで、当然のことながら、詳しい内容は教えてくれなかった。
 同日、3時間強のビデオも映像されたという。DeNAも有原航平(早大)、安楽智大(済美高)をトップ候補に位置づけたのは間違いないが、高田繁GMの動向から『別の2人投手』の1位指名も予想されている。
 今年3月、同GMは山崎福也(明大)を直接視察し、「欲しい投手の1人。必ず(今後も)見ていく」と語り、その後、松本裕樹(盛岡大付属)も直接視察している。しかも、わざわざ岩手県まで出向いて、だ。また、今年のドラフト全体を指して、こうも語っていた。
 「故障があったり、調子を落としたりで見極めが難しい」
 故障と聞いてピンとくるのが、有原と安楽。有原は18日の立教戦に登板し、『6回被安打7失点4』という結果だった。右肘の違和感で今季はほとんど投げていない。本来のポジショニングである先発は、この日が初めてだった。各球団スカウトは「問題ナシ!」と声を揃えており、そのネット裏には吉田部長の姿もあった。有原と山崎で最終判断に入り、松本を『外れ1位』に考えているのではないだろうか(同時点)。

 新日鐵住友鹿島の好左腕・横山雄哉(20)、さらに、中日が一歩リードしている状況だが、お膝元の社会人・野村亮介(21=三菱日立パワーシステム横浜/右投右打)も高く評価しているという。横山は「1位でなければ獲れない投手」との声も聞かれた。明大・山崎も1位で消えるだろう。

 ライバル球団の関係者が2位指名までの流れをこう予想していた。
 「今年は大半の球団が有原、安楽で1回目の指名入札を行い、2回目の入札で山崎、石田(健大=法大/左投左打)、佐野泰雄(平成国際大/左投左打)、松本らに散らばるのではないか。球団によって、抽選クジを3回も4回も引くことになると思う」
 高橋光成(前橋育英)も1回目の指名入札が集中すると予想されている。本命と『再入札の選手』の力量差が心配であれば、さほど指名の集中しない投手に切り換える方法もある。しかし、DeNAは2年連続で1位指名の抽選を外している。球界参入してまだ3年目だが、最初の抽選クジに当たったことがないため、希望選手の入札が重複するのを強く嫌う傾向もあるのだ。同時点で、抽選クジを引くのは高田GMだと聞く。高田GMが抽選クジを避ける側にまわれば、最初の1位入札選手を松本か横山に切り換えてくるだろう。
 「飯塚悟史(日本文理高)、岡本和真(智弁学園)の上位指名もあり得る」(前出・同)
 他球団からは、DeNAが高校生を上位指名すると予想する声も聞かれた。

 飯塚は夏の甲子園を沸かせた好投手であり、1人で5試合を投げ抜いたスタミナと精神力に、プロスカウトも舌を巻いていた。飯塚は甲子園大会終了後、「投手で勝負したい」とコメントしていたが、『左のスラッガー』として育てたいと言うスカウトも多かった。
 この飯塚を『投手』として評価しているのが、DeNAと阪神。「1位で即戦力、2位で将来性の高校生」の戦略ではないだろうか。

 また、中畑清監督は二遊間の強化を要請している。梶谷、筒香が外野コンバートされ、内野手の頭数が足らない状況を考えると、即戦力でなければならない。『二遊間を守れるタイプ』と条件を満たすのは、日本新薬の倉本寿彦(右投左打)、江藤圭樹(セガサミー/右投左打)。石川駿(JX-ENEOS)、早大の中村奨吾もいるが、12年1位指名の白崎浩之が右バッターなので、左バッターの倉本、江藤の方が指名リストのランキングが「上」だろう。

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